Foursquare + Monopolyなゲーミフィケーション:Foursquaropoly

Smartphone_use_image

アメリカのスマートフォンユーザーの利用動向調査が先日公開されていましたが、このthe Pew Research Centerの調査を通じて明らかにされたことの一つが、

チェックインサービスを利用するのは、スマートフォンユーザーの12%に過ぎない

ということ。

「スマートフォン利用者の60%以上が位置情報系のアプリを使っていない」という調査データもあり、まだまだ利用率は低いといえます。

Foursquaropolyは、そんな位置情報サービスの利用率を、高めてくれるかもしれない、Foursquare連動のゲーム。

Nyc_empire_state_building_print_v3_o

画像のロゴのキャラクターを見ればわかるとおり、そのコンセプトはFoursquare + monopolyで、街全体をボードに見立ててしまおう、という野心作。

その紹介動画がこちら。

要するに、

・プレイヤーは100,000ドルからスタート。
・街中の物件を購入。
・自分が購入した物件にチェックインがあるとそれが収入になる。
・毎月賃料を支払わないと所有権を失う。
・物件の売買が可能。
・最も利益を上げたものが、その街の象徴ともいえる物件の購入が可能。

ということのようです。

これはちょっと面白そうですね。

これもいわゆるゲーミフィケーションの一つだと思いますが、Foursquareにモノポリーというよく知られたゲームが加わることで、単に自分の知っている場所にチェックインするだけではない楽しみが加わります。

現在Foursquaropolyは開発中とのことで、その最新状況が@Foursquaropolyで、随時更新されるそうです。当初はニューヨークが舞台でサービスインになるのでしょうが、どんな仕上がりになるのかちょっと楽しみですね。

Googleも参画した、ゲーミフィケーションを取り入れたエコ生活啓発キャンペーンとその効果

最近目にする機会が増えてきた言葉「ゲーミフィケーション(Gamification)」。ゲーミフィケーションとは、ゲームで使われる手法やノウハウを多の分野に応用する取り組みのことですが、そのゲーミフィケーションを導入したことによる効果が公開されていました。

調査対象となったのはGoogleが新Google Analyticsのテストを行うために参加したRecyclebankの"Green Your House Challenge"。約49,000人が参加したこのキャンペーン、現在は終了していますが、その第2弾とも言える"Green Your Vacation Contest"が開催されています(7月下旬まで)。

さてそのキャンペーンの内容ですが、サイト上の仮想の家の中に用意されたエコロジーな生活をするためのクイズに答えてポイントをため、100以上も用意されたプレゼントを獲得する、というもので、優勝は1万8千ドルのLG製のENERGY STAR推奨キッチンアプライアンスへのリフォームが提供される、というもの。

クイズは例えばこんな感じです(↓ は、Chromeだと表示されないかもしれません)。

また、より多くの友人をキャンペーンに招待するとポイントを増える、という参加者を増やす仕組みも用意されていました。

さて、ゲーミフィケーションを施した、このコンテスト、いったいどのような効果があったのでしょうか。Googleとともに参画したROI Researchのデータによると、

ゲーミフィケーションは、積極的なエコ活動を増やすことができる:このチャレンジの参加者の97%が環境保護の知識が増えたと回答。
ゲームはソーシャルと環境保護活動を促すことができる:54%の既存メンバーと新規のメンバーの58%がこのチャレンジに参加したことによって、エコ活動をすることに対して積極的になったと回答。
ゲームは実際のエコ活動を生みだす力を持っている:コンテストの実施前と後とで報告された活動内容を比較すると、Green Your Home Challengeで取り上げられた活動に増加が見れれた他、中にはゲーム実施前には全く報告されていなかった活動もあった(例:消灯する人が44%増加し、環境にやさしい電球を使用し、水やエネルギーの無駄な消費をを減らす人がそれぞれ32%と36%増加した。また、14%が国内生産品を使用し、7%が衣類をつめたい水で洗うようになったと回答。これらはチャレンジ実施前にはどちらも0%だった)。
ゲームは教育のためのツールとして効率的かつ魅力的である:企業やブランドが情報を伝え教育を行うのにオンラインゲームやコンテストを行う事に86%が賛成し、73%がゲームやコンテストは企業が参加者と交流するのによい方法得あると考えている。

という調査結果になったそうです。

Chart

また、Google Analyticsのデータによると、ゲーミフィケーションによってサイト滞在時間が平均6分から18分に増加し、週に1度はサイトに訪問する人の割合が23.7%から45.4% (91.6%増)になったそうです。

参加者の環境保護に関する知識や活動が増え、サイト訪問に関する数字も自然といい結果となった、という良いことづくめなこのお話。参加者へのプレゼントも協賛を募っていると思われるので(告知のコストが不明ですが)、低コストで運営してROIも悪くなさそうですね。

調査のフルレポートはこちらからどうぞ(要登録)。

Facebookのソーシャルゲームでのインゲームプロモーション:The Best Social Network Game Awardを受賞したSocial Cityの内側

Social_city

ちょっと前のエントリ、Facebookを使う理由、そして"Like"ボタンを押す理由:ExactTarget社による調査 で、アメリカのインターネットユーザーがFacebookを使う理由の第4位が「ゲームを遊ぶ」ため、であることをご紹介しましたが、最近筆者が軽〜くはまっている、ソーシャルゲーム"Social City"も人気ゲームのひとつでしょう。

Social Cityは、Game Developers Choice Online AwardsのThe Best Social Network Game Awardを受賞しているゲーム。

ゲームの目的は街を繁栄させるというシンプルなもので、友達を招待してご近所さんが増えると街の面積を広げられる、ご近所さんを助けるとポイントがたまりゲームの進行を早められる、課金と連動したゲーム内通貨でしか買えないアイテムがある、レベル12を超えるとエリアが広がる、などのソーシャルゲームの定番要素が盛り込まれており、まずはこのレベル12を目指すことが初期のモチベーションとなる設計だと思います。

Large
さて、このエントリではゲームの解説は割愛し、普通にこのゲームをプレイしていて遭遇したプロモーション要素についてちょっとご紹介します。(注:Facebookのソーシャルゲームをよくプレイしている人にとっては目新しい内容ではないかもしれません)

ゲーム間プロモーション
まず、このゲームのデベロッパーであるPlaydom社の別のゲームでレベル5になればSocial Cityで特別な建物を使えるようになる、という工夫がなされています。すでに楽しんでいるゲーム内での特典が得られるから他のゲームも、というのはシンプルながら的を得ていると思います
 
Espn
日本のケータイソーシャルゲームでもそうですが、はまりすぎると例えば怪盗ロワイヤル=>(エネルギー補給中に)戦国ロワイヤル=>(エネルギー補給中に)モンハン日記=>(エネルギー補給中に)100万人の信長の野望、というように半無限ループに陥るので注意が必要ですが。

ゲーム内広告
今ゲーム内広告で最もプッシュされているのが、このホンダオデッセイの広告。ここに表示されているリンク先の動画を見ると、販売店を街に設置できるようになります。 
 
(download)
また、街の工場で作るアイテムの中にあった、このCountdown to Zeroは、トレイラー映像への誘導がついたプレイスメントのようで、他のアイテムよりも生産コストが低く設定されているので、使われる頻度も高くなり記憶に残りそうです
 
Cd
Fanページ連動
Social CityのFanページでLike! をすると、新アイテムなどの更新情報が表示されるようになるのですが、例えばこんな風に追加アイテムの全景を紹介し、モチベーションの向上を促しています。

College Townのアイテムを集めて町の装飾を始めましたか?LordElaen がデザインしたこのすばらしい大学キャンパスを見てください!キャンパスは、運動競技施設や本屋、大学ラジオ局で完成します!

Have you collected the College Town items and started decorating your city? Check out this awesome college campus designed by LordElaen! This campus comes complete with athletic facilities, book store, and even a campus radio station!

(download)
 
と、ゲーム周辺のプロモーションを中心にご紹介してみました。

Facebookのギフトカードが販売開始

Facebook内での有料サービス利用が、定着してきていることを感じさせるニュースが、mashableに掲載されていました(ご紹介が遅れていました)。

Target(小売最大手WalMartの競合)が、小売りでは初めてFacebook クレジットを日曜から店内で販売する。Facebook クレジットのギフトカードは、15ドル、25ドル、50ドルの3種ありTargetの全1750店舗と、Target.comで取り扱われる。

Target will be the first retailer to sell Facebook Credits in its stores come Sunday. The Facebook Credits gift cards will be available in $15, $25 and $50 denominations at all 1,750 Target locations and at Target.com.

カードの販売は他の小売りでもすぐに始まるとのこと。
 
主にソーシャルゲームの有料アイテム購入などで利用されるんでしょうね。日本のモバゲーでいえば、コンビニで「モバコイン」のギフトカードを販売しているようなものです。

特定のコンテンツや、ゲーム、アプリのみを対象にしたギフトカードを作ることも可能でしょうから、企業が自社の有料サービスの利用促進を兼ねて小額のギフトカードを配布する、という手法も出てきそう。

今年の冬のギフト商戦で話題を作ったりするのでしょうか?ちょっと気になります。