ソーシャルメディアマーケティングに物語性を持たせる5 x 3のTips:物語性の要素、SMMとの統合、ROI

ちょっと前に話題になった、JetBlueの元・客室乗務員、Steven Slater 氏。乗客にぶちキレて緊急脱出装置発動、帰宅した彼の行動がヒーロー扱いされ、彼は今やFacebookで20万人以上のファンがいるほど。

深夜番組司会者ジミー・ファロンが番組内で「スティーブン・スレイターのバラード」を熱唱したときの模様が上の動画です。

最大懲役7年の刑で起訴されるレベルの事件を起こしたわけですが、なぜそこまで支持されたかというと、

毎日嫌なこと我慢して働いてる人たちは、「いるいる、そういう客!」、「よくやった!」、「まさに誰もが夢見る脱出劇。自分は家のローンあるからできないけど...」と、ビール握って滑り台にポンして駐機場を駆けるスレイターさんに自分を重ねて、口々に感動を分け合っているんでございますね。(gizmodo.jp)

とのこと。

一躍話題をさらったスレーター氏の事件から、ソーシャルメディアマーケターは学ぶべきことがある、という趣旨のエントリがあったので抄訳にてご紹介。

コンテンツマーケティングに役立つ5つの物語性
ソーシャルメディアで語られるに足るコンテンツを作るには、相応のストーリーがまず必要。

1. 感情:単に基本的な事実情報だけでは、人々が気にするにはなりません。どうすれば製品のストーリーがターゲットの共感を呼び起こすことができるか?

2. 主役の選定:物語は主人公との繋がりをもつように動機づけなければなりません。できればポジティブな主人公と。

3. 記憶に残るかどうか:物語はそのあらすじを、最初、中盤、結末というように持っているもので、記憶に残易やすいものになっています。人々がもっとも記憶する物語には、昔聞いたことがあるおとぎ話や寓話の要素が入っています。

4. 使いやすさ:物語は、聞いた人の目的に合わせて、脚色・変更されるもの。これによって、物語はされにダイナミックになり強調されるようになります。

5. 共有:人づてに伝わる伝統的なものか、それともソーシャルメディアの場でより急速に広がるか。(筆者注:この部分は、コンテンツに物語性を持たせる、というテーマには即していないと思います。)

物語をソーシャルメディアマーケティングに統合する5つの方法
会話、交流、共有が行われているソーシャルメディア上のコンテンツマーケティングに物語を統合するのは重要。

1. 話題の選定:コンテンツのオーディエンスを増やすには、世の中で話題になっていることを新しい、クリエイティブな発想で活用することが重要。その際、物語はブランドと一致している必要があります。Twitterやその他のソーシャルメディアサイトで話題になっていることを探してみましょう。

2. 顧客や世間から物語を募る:自社製品について他の人に語ってもらいましょう。中には見られたくない話が出てくるかもしれないので、事前に対処方法を考えておくことも考えておきましょう。 

3. 人に対する興味をコンテンツに取り込む:人は他の人に魅力を感じるもので、Flickrの写真や、YouTubeの動画、Podcastの音声などのようにソーシャルなツールで「人」を描きだしています。この感覚的な特性をブランドに活かす方法を考えてみましょう。 

4. 物語に双方向性と加筆を:ソーシャルメディアはこのマナーをシェアするのに最適です。その際重要なのは物語の文脈を考えること。例えば、Twitterでは140文字という上限があります。その場合物語は要素だけにそぎ落とすか、ツイートの連投をするかになりますが、いずれにしてもオーディエンスが次を期待するようにするフックを持たせる必要があります。

5. すぐに、広くシェアできるようにする:ソーシャルメディアの特性のひとつは、ユーザーが多くの友人や同僚と繋がっていることです。だから良い物語は、あっという間に広がり、異分野のひとにも届きます。

物語性のあるコンテンツの5つの効果検証
ソーシャルメディアマーケティング戦略に物語をくみこんだ影響の測定方法。

1. 読者:どれくらいの数の人に読まれたか、どのくらいサイトに滞在してくれたか。インフルエンサーがその物語をどのように感じたか。そして彼らはそれをシェアしたか。物語を活用することで、どのくらいの人にリーチできたか。

2. 物語:どのくらい多くの物語が使われたか。どのような物語が最も効果的だったか、自社に関することか、それとも顧客からの声か。どの物語がシェアされ、コメントをされたか。反応のポジティブやネガティブは?

3. ブランド受容:ブランドに対する印象は物語を使い始めてから変わったか。購入意向に影響を及ぼしているか?ターゲットの共感を得られているか、またなぜそれが起きたのか。物語を修正することはできるか。

4. 行動:見こみ客や、購入プロセスに入った段階の顧客を含め、物語が購入を促しているか?そうでないならなぜか?

5. 収益性: 製品の物語と紐づけることができる製品売り上げは何か。そこにかかったコストは?

代理店がソーシャルメディアマーケティングの業務を勝ち取る方法:自らが事例になること

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「ネット選挙運動」解禁への動きも含め、ソーシャルメディアを中心とする、デジタルでインタラクティブな取り組みへの注目は日々高っています。
 
そうした中、事業会社側は代理店のインタラクティブな施策の実行力についてどう考えているのでしょうか?
 
Frrester Researchがインタラクティブマーケティングを行う担当者に調査したデータによると、
 
従来型の代理店はインタラクティブマーケティングの企画・実施ができる
 
強く賛成:8%
賛成:16%
どちらともいえない:30%
反対:27%
強く反対:19%
 
と、どちらともいえない、そう思わない、という意見が多勢を占めています。
 
これに対して、インタラクティブマーケティング専業の企業についてはどうか。
 
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インタラクティブ型の代理店は自社ブランドのリードができる状態にある
 
強く賛成:6%
賛成:16%
どちらともいえない:45%
反対:25%
強く反対:8%
 
割合に差はあるものの、 インタラクティブ型の代理店も伝統的な代理店と似たような評価のようです。
 
これは筆者自身も経験的に知っていることですが、いわゆる「クチコミマーケティングができます」というような(インタラクティブ型)代理店の強みが、「自社のプラットフォーム」など特定分野に限られることが多いことと関係しているようです。
 
多くのエージェンシーがこの分野の専門家であると言うことを主張している一方、多くの場合彼らは特定分野における専門家なのです。だから、マーケターは消費者とのダイレクトな会話を生み出すソーシャル戦略を自ら持つ必要があり、代理店は戦略立案、インフルエンサーの特定、コミュニティやインフラ作り、分析を手助けする役回りをするのが現実的です。
 
While many agencies claim they are experts in the space, in most cases they are experts in their specialty area. The reality is marketers should own their social media strategy since it is about creating direct conversations with consumers, with agencies playing a supporting role helping develop strategy, identify influentials, build out communities and infrastructure and help with analytics. (forrester.com)
 
 
では、事業者側が発注先を選定する際の基準はどうなっているのでしょうか。
 
anderson analytics
 
ソーシャルメディア活動の発注先を選ぶとしたら何を重視しますか?
 
過去実績:94%
推薦:91%
RFP(Requirements for presentation)への回答の質:82%
コスト:80%
その会社のWebサイトの質:79%
ターゲット市場における影響力: 78%
ソーシャルメディアにおけるネットワーク力:72%
ブログの内容や質:61%
プレゼン内容:55%
ブログの読者数:39%
ソーシャルメディアにおける認定:32%
Twitterのフォロアー数:21% 
 
太字にしている項目に注目してみると、重要な事が見えてきます。それは、
 
「勝負はプレゼンをする前にすでについている」
 
ということです。なぜなら、ソーシャルメディアでの活動をする際に最も重要なことのひとつは、
 
「ソーシャルメディア・ネイティブ」かどうかだからです。
 
それを示すには日々の活動が必要であり、ソーシャルメディアに対して十分に土地感がある、と言える状態にまでしておく必要があると思います。
 
別の言い方をすると、代理店自体がソーシャルメディア活動の(成功)事例となることが最短の近道と言えます。
 
それを国内で分かりやすく実践しているのが、ループス・コミュニケーションズだと思います。詳細は代表の斉藤氏のブログ「ループスのB2Bフリーミアム・モデル 〜 自社ソーシャルメディア活用とその効果を公開します」に譲りますが、
 
広告の代替として,私自身が自ら最新ソーシャルメディア情報を発信することにしました。それがこのブログ,in the looopです。アーリーアダプターの方々が,自ら探し出して,足を運んでくれるブログとすることが唯一の目標でした。(blogs.itmedia.co.jp
 
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実際ブログの訪問者の増加とともに業務の問合せも増えているとのこと。筆者自身、斉藤氏のブログやTwitterを読み、直接申し込んでご挨拶に伺ったクチです。
 
斉藤氏はこの活動をいまのBuzzワードでもある「フリーミアム・モデル」と称していますが、伝統的なPRパーソンである筆者にとっては、これはThought leadership活動であると言えます。
 
Thought leadership活動というのは、その業界における知見を提供し、情報源となることで信頼を獲得し、影響力を強めていく活動です。PRの世界ではその成果はインタビューや取材、講演会の依頼の獲得であり、結果としてのメディア露出などとなります。
 
ループス・コミュニケーションズでは現在、全社員がソーシャルメディア内で実名での発言を開始しています。これなどまさに、企業が社員の顔の見える化をソーシャルメディアで行う際の指標となる実験とであり、事業会社が発注先を選ぶ際に最も重視する「過去実績」を自ら作っているといえます
 
筆者のように同社の戦略に影響を受けている方は少なくは無いでしょう。
ご参考

トップ自らが積極的に参加する、米トヨタのソーシャルメディアを活用したダメージコントロール

 
 
これはトヨタが1月31日の全米の主要20紙に対して行った、リコールに関する全面広告です。そしてその翌日には、テレビ番組"Today"に、Toyota Motor Sales USAの社長兼COOのJim Lentz氏が出演して、アクセルペダルの問題について
 
きちんとした対応ができます
This will be under control
 
との見解を述べました。 
  
トヨタはこのようにしてリコール問題による企業イメージ低下を避けるためのコミュニケーションを開始し、先週金曜の夜には日本での社長会見が行われました。
 
こうした目に見える動きの裏で、ソーシャルメディアでも積極的な情報発信、質問の募集などが行われています。
 
基本となるのが、リコールに関する情報を集約している公式ホームページ
 
ここでは最新情報の開示やリコールに関連のある車種情報などが載せられています。ここまでなら、国内での危機対応時によく見られるもの。
 
ここからが少し違うのですが、こうした基本情報とともに、ホームページにはビデオコンテンツが収録されています。たとえば、下のような感じのものです。
 
重要なお知らせ
Toyota Motor Sales USA 社長兼COO、Jim Lentzより
Important Message
From Jim Lentz, President and Chief Operating Officer, Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.
 
重要な情報の更新
Toyota Motor Sales USA 社長兼COO、Jim Lentzが、トヨタのディーラーを訪問し、リコールについて語る
An Important Update: 02.05.10
Jim Lentz, Toyota President and Chief Operating Officer, visits a Toyota dealership to talk about recall actions.
 
こうしたメッセージは、Toyota USAの公式YouTubeチャンネルにも掲載されています。
※下の動画の埋め込みができないようなので、こちらからご覧ください。 
 
 
そしてYouTube上のコンテンツには、当然のことながら、FacebookTwitterからも誘導が行われています。
 
Face
Twitter上では、上で述べたTodayの番組出演映像へのリンクや、公開での質疑応答なども行われました。
 
RT @todayshow: @ToyotaのJim Lentzがリコールについてマットに「きちんとした対応ができます」とリコールについてコメント
RT @todayshow: "This will be under control." - @Toyota president Jim Lentz speaking to Matt about the recall. Video: http://bit.ly/awU01P (実際のツイート)
 
いまJim Lentzが来ています。20分間でできるだけ多くの質問にお答えします。
Jim Lentz is with us on the channel right now. We'll try to get through as many questions as possible in the 20-min time frame. #lentz (実際のツイート)
 
実際に14問程度回答しています。
 
そして極めつけがこれ。
 
Tw
 
Toyota Motor Sales USA 社長兼COO、Jim LentzがDiggコミュニティに寄せられた上位の質問にお答えします。(ツイート)
 
誘導先のページ"Digg Dialogg: Jim Lentz"では、
 
トヨタはあなたからの質問を募集しています!2月8日月曜の朝8時までに質問を投稿し、Digg(格付け)をしてください。それによってインタビューで聞かれる質問を決定します。
 
Toyota wants to hear from you – submit and vote up questions below!
Submit and Digg questions from now until Monday, February 8th at 8am PT to decide which will be asked in this exclusive interview.
 
というメッセージがあり、その下にはすでに1000以上の質問が寄せられており、diggでランキングがなされています。
 
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トヨタのイメージ回復に向けてのコミュニケーションはまだ始まったばかりですが、この一連の動きを見ていて学べることが3点あります。
 
1つ目が、動画というソーシャルメディア・レディ・コンテンツを活かすことで、統一されたメッセージを分かりやすく伝えることができている。
 
2つ目が、日頃からプラットフォームとしてソーシャルメディアを活用していたことで、メッセージを一気に拡散させる取り組みを行っている。
 
そして3点目が実はもっとも重要なのですが、企業のトップ自らが積極的に関与していることです。
 
自らテレビ出演し、メッセージ動画はもちろん工場に出向いてのビデオにも出演し、ソーシャルメディアに対して質問を募り、自ら積極的に回答する。 
 
危機管理時におけるコミュニケーションをトップが自ら行うことで、会社としてのコミットメントの強さ示し、同時に社員や関係者に対してもメッセージを投げかけています。
 
ソーシャルメディアやそれに見合ったコンテンツが加わってはいますが、トップが積極的にリードする、という基本はきちんと守っているということですね。
 

ソーシャルメディアでのネガティブコメントが有益な7つの理由

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2010年はソーシャルメディア向け広告予算が増加と見られており、うちの会社もそうだよね、というような気運の日本企業もあるかと思います。

一方でソーシャルメディア進出をはばむもの、それは炎上に代表される可視化された企業/ブランドへの批判。

先日の博報堂生活総研の発表「態度表明社会」にもあったように、「消費者の賛同を得るべく企業から議論を巻き起こす」ということは理想的な活動かもしれませんが、同時に批判を気にするのが企業人の心情。

「ネガティブなコメントがあなたのブログに有益な8つの理由」というエントリがあったので、抄訳にてご紹介(最後の一つは「理由」ではないですが)。受けた非難に対してどのように対処できたが重要なのですが、非難を受けること自体の価値が書かれています。

「ブログ」を「ソーシャルメディア」と読み替えて読んでみてください。

誰にでも間違いはある 単純な記載ミスなどに対する指摘は、記事をより正確なものにします。ブログは常にギブアンドテイク。あなたはブログを通じて価値を提供しているのです。読者も当然そうしてくれます。

批評される記事は人気記事例えばブックマークサイト(Digや日本ならはてぶ)のトップに掲載された場合、たくさんのネガティブなフィードバックを受けることもあります。そんな記事は良くない記事、と考えるのは簡単ですが、ブックマークサイトのトップを飾り、何百というフィードバックがあった場合はどうでしょう。悪くない話ですよね!

ネガティブなコメントを残すことはあなたが読者を大切にしている証 人によってはネガティブなコメントを削除する人もいるでしょう。批判はお世辞ではありませんが、読者に対して記事に対する意見や考えを示す場を提供することは読者の批評を尊重している証拠であり、あなたが柔軟な考え方ができる人だということを示しています。

ネガティブなコメントは議論を生む 議論はあなたのブログにとって常に良いものです。議論はRSS購読、コメント、被リンクを促します。誰かがネガティブなコメントを残したときは続いて別の誰かが反応し、議論が生まれます。それは良いことなのです。

ネガティブなコメントはあなたのブログの価値を下げない ネガティブなコメントは他の読者に悪影響をもたらすものと思われがち。でも人はそれぞれ異なる意見を持っているもの。10人がネガティブなコメントを残したとしても気にしないように。

ネガティブなコメントはコンテンツ そのままの意味です。コメントはコンテンツであり、SEOに最適なのはコンテンツです。.

非難を受けるのは知られている証例えばマイクロソフトを例にとると、"Fu●● Microsoft"とグーグルで検索すると、418.000もの検索結果がでます。実際多くの人が嫌っているからでしょうが、それは一方で同社が誰でも知っているほどの巨人だからです。ブログが成長すれば、より多くの非難にさらされることになります。ネガティブなコメントは成長を示す良い指標なのです。

What about you? あなたはネガティブなブログコメントについてどう思いますか?嫌なものだと思いますか?それともブログをよりよくするためのものだと思いますか?

ソーシャルメディアにおけるプライバシーについて:ソーシャルメディアで個人とプロを共存させる方法

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恐らくFacebookがプライバシーポリシーの設定変更についてのアナウンスをしたあたりから、ソーシャルメディアにおけるプライバシーについての意見を目にする機会が増えたように感じます。

FacebookのCEO、Zuckerberg氏曰く、

人々は情報などの共有を、よりオープンにより多くの人と行うことになじんできている。ソーシャルメディアの基準とは時間とともに発展していくものだ。

People have really gotten comfortable not only sharing more information and different kinds, but more openly and with more people. That social norm is just something that has evolved over time. (ReadWriteWeb)

たしかに匿名性を好む日本においても、Twitterアカウントは自分の名前でたてられている方がおおく、状況は変わりつつあるのだと思います。

さて、ソーシャルメディアのプライバシーを語る際に同時に考えさせられるのが企業のソーシャルメディア・アカウントをまかされている個人です。この場合どこまでプライベートな情報をプロフェッショナルなコミュニケーションに織り交ぜられるのでしょうか?

Twitterの軟式企業アカウントが話題になっている昨今、そんな問いに答えるエントリがあったので抄訳にてご紹介。

まず最初に整理をしなければならないのが、個人の情報といわゆるプライベートな情報の違い。例えば月曜の会議の始まりの「週末は何をした?」というような会話を想像してみてください。そこでは場の空気にふさわしくない話題については触れないでしょうが、ちょっとした、仕事直結の話題よりは少し深い、プライベートな情報を共有しますよね?こういったものがソーシャルメディアで提供可能な個人の情報です。

I think that many people confuse “personal” with “private.” Think about this like the beginning of a conference call on Monday where you spend a few minutes talking about how you spent your weekend. You probably aren’t going to reveal anything private, inappropriate or unprofessional in a conference call with a client or coworkers, but sharing a little personal information does help you get to know each other on a level that is slightly deeper than just having strictly work conversations. This is exactly the type of personal information you can easily share on social media.

では、具体的にどのようなことに気をつけながら個人とプロの情報を融合させていくのか?3つのポイントから語られています。

情報の価値:情報を投稿する前に、その情報が持つ価値について考えてみましょう。例えば「夕食のピザを調理中」というような情報ではあまり価値がなく、面白いとは言えないと思いますが、どんなピザかという情報やレシピへのリンクがついたりしていればそうではなくなります。料理の情報はあまり価値がないと思われるかもしれませんが、実際のところ人々は食事(の会話)を通じて繋がっているので食事の話題は政治や宗教よりもよっぽど自然なトピックと言えます。企業アカウントではあまり食事の話題は触れないかもしれませんが、自社製品についての自分の利用経験を語ったり、製品のデザインや定義などについて個人的な情報を付け加えることはできるでしょう。

Value is an important consideration for both personal and professional social media posts. Before you post something, think about the value that you can offer along with the observation. For example, “making pizza for dinner” is going to be of little value and less interesting to people than if you get detailed about the type of pizza and include a link to the recipe. While you may be thinking it’s silly to post about food, the reality is that people really bond around food; they enjoy talking about it, and it’s way more neutral than politics or religion. In other words, it’s a relatively safe topic, but one that people are very passionate about. Now, you probably wouldn’t post something like this to a corporate account for your brand (unless you are Tony Hsieh from Zappos), but you can talk about your products in a personal way by adding a note about your experience with the product as the author of the post. Maybe you helped with the design or product definition, and you can mention your personal contribution to the product.

情報の多様性:情報に多様性をもたらすことも、個人とプロとのバランスをとる良い方法です。ただしこれは、現状に合せて的確なバランスを取る必要があります。例えば、Facebookを個人として使っている場合、仕事のことばかりを投稿するとあなたの個人的な友人はそれをあまりよく思わないでしょう。同じように、仕事の目的でTwitterを使っている場合、そこに個人的な情報ばかり投稿し始めたら、あなたのプロとしての見識に期待していたフォロワーを失うことになるでしょう。(状況に合せたバランスが重要で)私の場合、自分のツイートを何日かに一度振り返り、個人とプロの情報の適正なバランスが取れているかを確認するようにしています(情報とネタ、自分のプロモーションと他人のプロモーションなど)。

Variety can also play a big role in how well you balance the personal and professional. You should strive for an appropriate balance based on your situation with a nice variety in your posts. For example, if you use Facebook mostly for personal reasons, and you start posting almost exclusively professional updates, your personal friends will probably be irritated. Likewise, if you use Twitter mostly for work, and you start posting only personal updates, you’ll lose the people who are following you for your professional insights.  I make a point of looking at my Twitter stream every few days to make sure that I have an appropriate balance of personal and professional along with a few other things that I try to balance (informative vs. fun, self-promotion vs. promoting others, etc.)

文脈:個人となることの重要性は状況によって異なります。ですから「文脈」や(あなたが自分の)ブランドとして実現したいことを意識し、会社にとって正しい判断をする必要があります。難しいポイントは、一つのアプローチやアドバイスが全ての人や全ての状況にに通用するわけではないということ。すなわち、あなたが参加しているサイトやネットワークの規範にのっとりつつ、あなた個人と会社にとって正しいアプローチを取るということです。あなたにとっての正しいバランスについては、どんなブロガーやコンサルタント、専門家もアドバイスすることはできません。

Context is also important. Being personal is very important in some cases and less important in others, so you need to think about the context and what you are trying to accomplish as a brand, and make the right decisions for your company. The tricky part is that no one approach will work for everyone and no one piece of advice fits well in every situation. This means living within the norms of the various web sites or networks where you are participating, but coming up with an approach that makes sense for you and your company. No blogger, consultant or industry expert can make the decision about the right balance for you.

確かにその通り、という内容。

特に「いわゆるプライベート情報と、個人としての情報の切り分け」は一度理解すると、楽になりそうな感じがしますね。

 

キンドルの電子書籍がリアルな書籍の販売数を初めて突破:それを伝えるプレスリリースも熱い

Kindle: The #1 Bestselling Product on Amazon 

これはちょっと気になるデータかも。

Amazonのプレスリリースによると、Kindleが今年の年末商戦の最大の目玉商品になっており、なんと

25日のクリスマスに、Kindle Books(電子書籍)が、初めてリアルな書籍の売り上げを抜いた

On Christmas Day, for the First Time Ever, Customers Purchased More Kindle Books Than Physical Books

そうです。 

残念ながら数字の開示はないものの、素晴らしい結果ですね。

確かにもらった人も読みたい本がないことには仕方がないので購入したのは当然だと思いますし、とくにこの季節に集中したことでリアルな書籍の売り上げを抜く結果につながったのだと思います。

ちなみにこの結果も凄いのですが、もっと凄いのがアマゾンのリリースについている今年の年末商戦に関するFactsheet。事実を分かりやすい形に置き換えることは広報の非常に重要なテクニックの一つですが、ここまでの徹底ぶりは、なんというか広報魂を感じます。

特にFactの最後の部分とキンドルの連携、、、

Amazon.com 2009 Holiday Facts (www.amazon.com only) 2009年の年末商戦期のファクト:

  • Amazon customers purchased enough fruit cake to equal the weight of a 1967 Volkswagen Bug.:1967年製のVolkswagen Bugと同じ重さのフルーツケーキを販売
  • Amazon customers bought enough gingerbread house kits that if stacked on top of each other would be as tall as the Sears Tower.:販売された家庭用ジンジャーブレッド製造機を積み上げると、シアーズタワーと同じ高さになる
  • If all the computers customers purchased this holiday were stacked one on top of the other, they would be more than twice as high as Mt. Everest.:全顧客のPCを積み上げるとエベレストの2倍以上の高さに達する
  • Amazon customers bought over 50 times more Light Therapy devices this holiday season than there are sunny days in Seattle the entire year.:アマゾンの顧客は光療法の製品をホリデーシーズンにシアトルの1年間の晴れの日の50倍以上購入
  • For the holiday time period alone, Amazon customers purchased enough shoot-and-share camcorders to supply 50 years' worth of non-stop YouTube watching.:ホリデーシーズンに購入された小型ビデオカメラだけで、50年分のYoutube映像を提供できる
  • Amazon customers bought enough Levi's jeans to clothe everyone at the opening ceremony of the 2010 Olympics in Vancouver.:売れたLevisのジーンズの数は、2010年バンクーバーオリンピックの開会式の参加者全員分
  • Amazon customers purchased so many Blu-ray disc players that if you lined them up side to side, they would stretch for more than 27 miles.:つなげた場合27マイル以上のブルーレイが販売された。
  • During the 2009 holiday season, Amazon customers bought enough 8 GB iPod touches to play 442 years of continuous music.:8GBのiPodタッチが442年間音楽を再生できるだけ売れた
  • In 2009, Amazon customers purchased enough heart rate monitor watches to put one on the wrist of everyone who finished the New York City marathons in 2008 and 2009.:腕時計式心拍計が2008年、2009年のニューヨークシティマラソンの参加者分売れた
  • Amazon customers purchased enough Frustration-Free Package items to eliminate over 32,000 pounds of frustrating plastic materials, such as plastic clamshells.:3万2千ポンド分のプラスチック包装削減を、フラストレーション・フリー・パッケージで実現
  • The last that was delivered in time for Christmas, was placed on Dec. 23 at 9:17 p.m. Pacific and shipped to Boca Raton, Florida for delivery on Dec. 24. The item was a pair of Yellow Gold 8-8.5mm Freshwater Cultured Pearl Stud Earrings.:クリスマス最後のOne-Day Prime order で売れた商品はイエローゴールドの真珠のイヤリングで、12/23 午後9:17にフロリダのボカ・レイトンに出荷され24日に到着した
  • The last Local Express Delivery order that was delivered in time for Christmas, was placed by a Prime member and went to Seattle. It was a Kindle that was ordered at 1:43 p.m. on Christmas Eve and delivered at 4:57 p.m. that evening.:このクリスマスの最後の特急配送は、シアトルのプライムメンバーによるもので、12/24の午後1:43分に注文され、午後4:57分に到着した「キンドル」

DELL のTwitter プロモーションは戦略ゼロ:650 万ドルを売り上げたその秘密 

 

No strategy necessary.

 

昨日、「デル、Twitter利用で約650万ドルの売り上げ」との報道がなされました。これは同社幹部がBloombergに述べた情報とのこと。

デルといえば今やTwitter。

DellOutletで、フォローすしている人の数は現在150万に近いという。同アカウントは、Dell製品の販売に関する情報の発信源となっている。

だがそこには「何の戦略もない」、と語るのはデルのソーサシャルメディア&コミュニティのVice President、Manish Mehta氏。同氏によると、

私たちの身近にいる家族経営のビジネスは、実利的な仕事のやり方をしている。それは顧客との関係性を築き、維持し強化するということ。そして提供しているのは利便性。顧客の声を聞き、その声を自分のビジネスの改善に役立てている。そして素晴らしいサービスを提供し、お得意様への感謝を形にしている。ソーシャルメディアはこの仕事術をデジタル上で行うためのシンプルなアプリケーションにすぎない。

The "Mom and Pop" businesses in our neighborhoods have always followed sound and pragmatic business practices, rooted in developing, maintaining and strengthening relationships with customers. The customers and the businesses valued those relationships because "Mom and Pop" offered convenience. They listened to their customers and used their suggestions to improve the business. They provided great service and found ways to thank their clientele. Social media is really nothing more than the simple application of these business practices in a digital form.

全ての業界において厳しいこの時期、デルはTwitterによって約700万ドルを全世界で売り上げた。家族経営が教えてくれるのは顧客との関係があってこそビジネスは成功するということ。だからこそ顧客とのダイレクトな繋がりに価値があり、どんな企業もソーシャルメディアでの会話を円滑にすることで成功を得られるのです。戦略は要りません。

Even during a historically difficult time for businesses of all stripes, Dell has generated nearly $7 million in global product sales on Twitter. "Mom and Pop" knew that their business was only as successful as their relationships with customers could make it. That's the value of the direct connection to your customer, and that's how every company can achieve success using social media -- by facilitating the conversation. No strategy necessary.

とのこと。そう言ってしまうのは簡単ですが、実行するのは並ではないことは容易に想像できます。

理由は分かりませんが、特に正式発表もないこのニュースは、おそらくBloombergへの主体的なリークだったのだと思います。またこうした寄稿記事を自ら出すことで、報道に対する補足を「自社の声」を通じて行っていることになります。

これも「お得意様への感謝を形にする」その一環と言えそうですね。

広報的に考えると次は復帰会見:酒井法子被告の保釈劇

Sankei

 Image via Sanspo

先週17日に保釈され、すぐさま謝罪会見を行った酒井法子被告。シルバーウィークのこの週末も、ワイドショー系の報道番組で長々と取り上げられていました。

今回のこの対応、ネットやテレビで見る限り「ドラマのようだ」「演技なのでは」という声が多かったように思います。

筆者は芸能取材記者ではないので、会見で見せた涙にどのような意味があるのかなどについて論じるつもりはありませんが、なぜ謝罪会見をこのタイミングで行ったのかについて整理したいと思います。

会見を行うメリットについては以前のエントリ(Twitter報道「tsudaる」はPRのサービスとして成立するか?)にまとめたことがありますが、以下の3点に集約できます。  
1. 人や物の写真が撮れる
2. 実際の空気や行間を読むことができる
3. 直接質問ができる
今回そのうちの「3」がありませんでした。理由は「公判前だから」。

広報は広告と違い、「双方向のコミュニケーション」とよく言われます。その分かりやすい例が会見での質疑応答であり、インタビューです。それは当事者の筋書き通りには進まず、常に未知なる質問への恐怖に対峙しなければなりません。

要するに今回の会見は筋書き通りに進めた、双方向性のないドラマのような完結したものでした。多くの人はそこに一種の物足りなさを感じたのだと思います。

通常の釈放の際には直後に会見など行わない「謝罪会見」を今回なぜ行ったのか。もちろん同情を得るためなどではありません。

一般企業でも事故を起こし、謝罪会見を行わなければならないときがあります。その目的のひとつはもちろん社会に対する謝罪でもありますが、クライシスコミュニケーションを早期に終息させることを一方で目的にしています(早期に謝罪会見や謝罪表明を行わなかった失敗事例として、シンドラー社のエレベータ事件や、毎日新聞のWai Wai問題などがあります)。それはこの国の国民性として「謝罪」によるケジメを求める傾向が強いからです。

「まず謝る」これがこの国で広報を行う上でもっとも大事な事なのです。

謝罪会見を行った、という既成事実が重要で、謝罪を伴わない通常の広報でも一度会見を行い質疑応答を行うことで、「一度会見でご説明したので(勘弁してください)」というような逃げ道を用意することができます。

今回の謝罪会見では質疑応答が行われませんでした。不十分ではありますが、一旦はこれで大騒ぎは終息と言うことだと思います。

でも不十分なまま完結はできません。そう考えると、おそらく公判後に行うのは「復帰会見」という筋書きを当事者たちが描いているのでは?という予想が立ちます。その時の会見でのネガティブな質問には、今後の活動への意気込みのような「ポジティブ」なメッセージに転換することが可能です。それであれば今回の一連の流れは筆者にとって妙に納得のいくものとなります」。

追記:ただし一般的な国民の心情を考慮するなら、やはりまず謝罪会見を改めて行い、その上で復帰会見とするほうが誠実さが伝わり悪い印象を与えないですむとは思います。

ネットで価値が高まったのはリアル:ガンダムとライブ・エンタテインメント市場規模の拡大

話題を呼んだお台場の実物大ガンダムの展示が終わったと思えば、「鉄人28号」の全高18メートル実物大モニュメントが神戸市で建設されています(公式サイト)。

そして海の向こう、韓国では全長約111メートルもの巨大ロボット『テコンV』なるものが建設されているそうです。

 
 『テコンV』とは韓国の国民的ロボットで、一言で表現するならば『マジンガーZ』のパクり。この『テコンV』が、馬山市(マサン)のロボットをテーマにした産業連係型テーマパーク『ロボットランド』にて急ピッチで建造中なんだとか。(デジタルマガジン

お台場ガンダムには負けない!

そうかと思えば、大阪市内の水辺を会場に開催中の「水都大阪2009」で、巨大なアヒルのオブジェ「フローティング・ダック」が、登場したそうです。
 
大川に浮かぶアヒルは高さ9メートル50、長さ11メートル。明治時代、淀川の改修を手がけたオランダ人技術者ヨハニス・デ・レイケにちなんで、同国の芸術家F・ホフマン氏に制作を依頼した。(読売オンライン

そういえば横浜博覧会では 巨大なクモ「ラ・マシン」が話題を呼びました。

昨年、「大きなことはいいことだ? - 実物大、巨大系イベント」というエントリを書きました。大きなものを展示すること自体は新しくないのですが(それこそ大仏とか昔からある)、とくにガンダムの展示を境に「強大なリアルを消費する」という行為が消費行動の一つとなりさらに、関連ビジネス活性化の手法として確立されたような気がします。

それを裏付けるかのような面白いデータがあります。

ぴあ総合研究所の「ぴあライブ・エンタテインメント白書 2009」によると、2008年のライブ・エンタテインメント市場は過去最高の1兆1,600億円だったそうです。

2008年のライブ・エンタテインメント5ジャンルの市場規模は1兆1,600億円と、推計を始めた2000年以降、過去最高を更新しました。2001年以降、1兆1,000億円台をほぼ横這いで推移しており、2008年も対前年比1.2%増と微増ですが、2008年の名目GDP成長率(暦年)がマイナス1.6%と日本経済が低迷する中、健闘を続けています。(リリース

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ネットでの消費時間が増えたのと対称にネットによってリアルの価値が高まり、消費の選択と集中の結果、リアルの消費が高まった、という風に考えるのは自然なことに思えます。

筆者のオフィスの顧客のブログなどを見ていても、リアルなグッズのギフトなどを提供するとデジタルギフトと比較して非常に反応がよく、ブランドとの距離が縮まるっているがストレートに感じられます。

消費されるリアルを生み出し、そしてそれをまたネットに還元する。そんなエコシステムが築けたら最高ですね。

日本の選挙戦はAISASというよりAIS。

(download)

政権交替で盛り上がった選挙。特に今回は、ネットと選挙に関する情報サイトやブログ、政党によるネガティブキャンペーンなど様々な展開がみられました。間接的にはネットで選挙を有利にもっていったオバマ効果が効いていたのだと思います。

さて、そんなネットと選挙の動きを分析したビデオリサーチインタラクティブの情報が公開されました。

「公示日8月18日を境にトラフィックが増加し、投票日にピークに達する」というのがひとつの結論のようで、リリースは次のようなコメントで締めくくられていました。

◎ネットユーザーの反応が最大化するのは、投票日。公示日から投票日まで、どのようなストーリーをネットユーザーに提示・共有できるかが、次の選挙でのカギとなるではないでしょうか。

訪問回数別の比較がないので分かりませんが、もっと端的な言い方をしてしまうと、

「締切前の駆け込みチェック(初回訪問)」

というのが最も多い行動パターンだったのではないかと思います。

特に先日の選挙のような短期決戦で多量の情報の「比較」が重要となる場合、

公示日以降、いかに分かりやすく差別化をマスメディアで伝達して興味を喚起し(Attention, Interest)、投票日前日や当日の駆け込みチェック(Search)をしやすくしておき、差別化ポイントの比較や詳細、根拠をサイトで示しておくのがポイントのように思われます。

調査の詳細はこちらでどうぞ。