F-commerce、海外では閉店がチラホラ:売場ではなく、コミュニケーションの場としてのFacebook

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最近日本でも現実味を帯びてきたものと目されている感のある「ソーシャルコマース」。

Facebookのようなソーシャルメディアプラットフォーム上から直接商品の購入ができるこの仕組み、Facebook上のソーシャルコマース(F-commerce)を始め、国内でも複数のソリューションが登場しています。

一方海外では、このF-commerceを導入したものの、閉店しているところが増えてきているとこのこと。

Gamestopは、自社のビデオゲームファンを自認する350万以上の顧客から収益をえるために、昨年4月にFacebookに始めたストアを、6ヶ月後静かに閉店させました。Gamestopだけではありません。過去一年間でGapJ.C.PenneyNordstormなど、がFacebook上に売場を設けては、閉店させています。(via bloomberg.com)

ネットとの親和性が高そうなゲームもだめ、超有名な小売ですらだめ、ということなのでしょうか。さらに記事によると、GAPの傘下のBanana RepublicやOld NavyもF-commerceの売場を閉じたそうです

調査会社Forrester ResearchのSucharita Mulpuru氏いわく、

Facebookは人々が買い物をする場所に変わる、という期待が大きかったものの、それは友人とバーでの時間を楽しんでいる人にものを売ろうとするようなものです。

とのこと。

Gamestopのマーケティング戦略部門のヴァイスプレジデンント、Ashley Sheetz氏は、F-commerceを辞めた理由を次のように語っています。

私たちは、Facebook上の売場から十分な収益をあげられたなったのそこを速やかに閉じました。私たちにとってFacebookは、顧客に特売情報を伝える場であり、ものを売る場所ではなかったのです。

オンラインでのコマースは既に非常に便利なものとなり、私たちの生活に浸透しています。それを(ただ単に)Facebook内に持ち込んでも効果はあまり見込めないし、使うならその場に適した使い方が必要、という側面もあるのでしょうね。

アメリカのソーシャルコマース事情と、Facebookページの「いいね数」ではなく「訪問者数」に関する調査

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 via blog.compete.com

Facebookをはじめとするソーシャルメディアが経営にダイレクトにインパクトを及ぼすものがソーシャルコマースなわけですが、"f-commmerce"が普及しているとみられているアメリカでの現状はどうなっているのでしょうか。 

Web解析ソリューション等を提供するCompete社による、ソ−シャルコマースの調査データが一部公開されていました(N=3,269, 調査期間:2011年4/14-5/5)。

消費者の1/4は、流通やコンシューマ製品の公式Facebookページを少なくとも月に1度訪れている
・そのうちの56%が、Facebookページの訪問目的は最新の特売情報の取得である、と回答
20%以上がFacebookページが購入決定において「影響がある(16.7%)」「とても影響がある(6.2%)」と回答

一方、e-commerceのソリューションプロバイダのAbility Commerce社の調査によると、

・上位500のインターネットリテールの79%が、Facebookページを開設している。
・一方、アプリやウィジェットを通じてソーシャルネットワークからの購入を可能にしているのはわずか12%

とのこと。

また、Shop.orgcomScoreSocial Shopping Labsの共同調査2011 Social Commerce Studyによると、

半数以上(53%)のFacebookユーザは、Facebook経由で流通系の企業の公式サイトに訪問しており、35%がFacebook経由で購入したいと回答

というデータもあるそうです。

こうしたデータを並べてみると、確かにソーシャルコマースには大きな可能性を感じますし、参入しない手はないな、と思わされます。

また、Compete社の4月に公開された調査データが面白い内容だったので併せてご紹介。

調査内容はFacebookページへの訪問数と自社サイトへのトラフィックの比較(いずれも2011年2月のデータ)。

これまでの調査では、Facebookページは自社のWebサイトよりもよりパワフルだ、というような議論が、自社サイトへの訪問者数と、「Likeされた数」で比較されるケースが多かったのですが、Compete社のデータはFacebookページへの「訪問」なので、自社サイトとの比較としてはフェアと言えるでしょう(注:この数字にはLikeした人のWallへのフィードは含まれていないので、接触数という意味ではありません)。

その結果がこちら。

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調査によると、2月のFacebookページの訪問者数はWalmartが首位でユニークビジター数は100万弱。平均は8万7千という事なので、日本でも運営の際の参考になるかもしれませんね。

さて、さらに興味深かったのが、Facebookページと同一ブランドの公式サイトとのトラフィックの比較。このインデックスで1.0以上になると、Facebookページの訪問のほうが、公式サイトの訪問を上回っている、という事を意味しているそうです。

index of facebook page uvs to domain uvs

こうしてみるとFacebookページの訪問者数が上回っているのはAppleのiTunesのみ

単純に「Facebookがあればホームページは要らない」という話にはならないが理由がこのデータにも表れていると思います。

残る疑問はなぜiTunes?という事になるのですが、レポートでは、

AppleのiTunesのFacebookページは、限定ものや、無料の音楽、ポッドキャストやランキングなどの様々な活動やコンテンツや反映されている一方、iTunes.com自体は、iTunesのソフトのダウンロードが主な訪問目的で、楽曲はインストールされたiTunesやFacebookのような誰でもアクセスできる「店頭」で購入されるからだろう。

と分析されていました。

Facebookが音楽サービスに乗り出すのでは?というもある中、このデータはちょっと気になりますね。

蛇足:昨日参加したセミナーで、株式会社アラタナの佐藤さんが、facebookですごいと思う事のひとつは「誕生日通知」と、おっしゃっていました。確かに、これまでおめでとうと言ったこともない人におめでとうを言う機会を提供するこの誕生日通知、ものすごくCTRが高そう。このFacebookの「キラーコンテンツ」、技術的に可能なのかどうかは別として、ヒネリを効かせてf-commerceに活かしてみたいですね。ちょうど、おめでとうを言った人のし好に合ったプレゼント購入を誘う広告がさりげなく表示されている、というような。。。ちょっといやらしすぎですかね(笑)。

Facebook Dealsに見るソーシャルコマースのネクストステップとは?:ソーシャルグラフ x 心情というヒネリ

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flickr by giumaiolini

先月サービスを開始したFacebookの新機能「Facebook Deals」。

米国の5都市からサービスインし、徐々に展開していくというこの新サービス、いわゆるグルーポンサービスのFacebook版、という言い方が最も分かりやすいようですが、

Dealsは、米Grouponなどのクーポン購入サービスと同様に、ユーザーによる地域ビジネスのクーポン購入を仲介するものだが、Facebookは「ディスカウントよりも、Dealsを通じてユーザーが友達と興味深い体験をすることが重要」という。 (itmedia.co.jp

とのコメントを見る限り、単に「安く共同購入しよう」、 ということよりも、ソーシャルグラフを意識した展開を想定していることが伺えます。

その象徴とも言える機能がこちら。

Groupon等の場合、「知らない誰かと一緒に安く買う」というのが基本的な体験となりますが、Dealsの場合、"buy for:"というメニューがあり、知り合いの誰かのために買う事ができます

以前「映画"Toy Story 3"の劇場鑑賞券がFacebook上で販売開始:ソーシャルグラフを活かせる理由とその販売手法」というエントリで、Facebook上で映画のチケットを買う事ができ、さらに

「友人を誘う」という機能があり、まさにソーシャルグラフを活かした販売方法になっています。

という事例を紹介しましたが、Dealsはディスカウントだけでなく、このソーシャルグラフを活かした購入体験をFacebookがオフィシャルに提供するものと言うこともできます。

さて、2006年に、博報堂がこんな調査を行っていました。

子ども一人がもつ平均ポケット数は、 シックスポケットより一つ多い7ポケット。(pdf)

これは、「少子高齢化の進む中、これまでは両親・父方祖父母・母方祖父母の6つ(シックスポケット)といわれていた子どものポケット数は実際にはもう少し多く、平均で7つという結果がでました。」という調査レポート。

ここから出てくるキーワードは、そう、「おねだり」です。

「おねだり」を活かした販売手法はこれまでもあり、たとえば子供服販売のナルミヤ・インターナショナルでは、通販サイト上に買って欲しい商品を選んでメールで送る「おねだり機能」を導入しており、ネット通販売上の10%にもなるそうです。

また、トリンプのオンラインショップもおねだりで有名な事例のひとつ。そこで販売しているネット限定ランジェリーdesir(デジール)は、女性の訪問者が、男性にメールを通じて欲しい商品をおねだりし、メールを受け取った男性が女性に代わって決済して購入する、というもの(詳細)。一説では、おねだりのCVRは80%とも言われています。

これまでソーシャルコマースの事例として出てくるのは、Grouponのような共同購入型のものや、Likeボタンと同時にローンチされた商品情報と友人のLikeを同時に見ることができるLevisのサイト、企業側にこれが欲しいとおねだりツイートをするとポイントアップする東急ハンズの事例などだと思いますが、どれも実際の知り合いや親族の気持ちに訴えかける、ソーシャルグラフを活かしきったものにはなっていないと思います。

消費者のポケットはソーシャルグラフの視点から見ると、数がふえるというだけではなく、そこに「おねだり」という心情に訴えるヒネリを加えることで、実際の購買にもよりつながりやすくなるのではないでしょうか。

Twitterが特売情報を取り扱う@Earlybirdに注力しない方針、という情報

Twitterが新たな収益源として実験的に導入していた、タイムセールなどの限定商品を提供する、@earlybird。The Wall Street Journalのデジタルネットワークにも入っているAll Things D というメディアのレポーターによると、

Twitterは@earlybirdのプロモーション施策には注力しない

Twitter "setting aside" @earlybird promotions program (@pkafka)

との方針に動いているようです。

理由は明らかにされていませんが、分析記事によると、次のように書かれています。

何が間違っていたのか?
Twitterがeコマースで成功できなかった理由は特にないが、実際の運営内容よりも、もっと創造的にできたはずです。Twitterは@earlybirdのアカウントを立ち上げ、限定商品をそこからツイートした。
それだけ。

What went wrong?
There's no reason Twitter couldn't be successful in ecommerce, but the execution was about as unimaginative as it possibly could have been.
Twitter set up an account, @earlybird, and tweeted exclusive offers from it.
That's it.

Earlybirdと、他の似たようなサードパーティによるカウントには根本的な違いがなかった。取引する相手は、その人がフォローしているアカウントやツイートしている内容に合わせてターゲティングされていたわけではなく、一般的な取引がたまたまTwitterから告知されていただけで、Twitterがたまたまそれを運営していただけなのです。

There was essentially no difference between Earlybird and any similar Twitter account set up by a third-party. The deals weren't targeted based on who you followed or what you tweeted about. This was just a generic deal hose that happened to broadcast on Twitter, and that happened to be operated by Twitter.

現在@earlybirdのフォロアー数は約23万人。

Grouponに代表されるフラッシュマーケティングの後を追うように作られたアカウントですが、よほど多くのフォロアーを抱えるか、Promoted Tweetsや、Promoted Tweets、Promoted Accountsのように、ターゲティングできる仕組みが無ければワークしない、ということなのでしょう。

欲を言えば、ソーシャルグラフを活かす仕組みも欲しかったとところですが、「Twitterはソーシャルネットワークではない」という幹部の発言もありましたからね。

少なくともTwitterは、"Promoted シリーズ"にフォーカスして、収益を上げていくということなのでしょう。

Grouponを利用して失敗した、と主張するちょっと話題になった小さな事例

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via flickr.com

筆者はこれまでいわゆるGroupon系のフラッシュマーケティングといわれる分野にはあまり興味がありませんでした。というのも単に自分が所属する組織ではその仕組みがワークしそうにないからです。

ただ、わずか数ヶ月の間で、レッドオーシャン化した市場であり、また、この不況の世相を反映して、「安く買える!」、「ツイッター活用」などがキーワードになって情報番組などのマスメディアで取り上げられるのを目の当たりにして、PRパーソンとしても、気にかけないままというのもよろしくないのかなと思い始めたところ、Grouponを利用して失敗した、というエントリが先週ちょっと話題になっていました。しかもエントリには88ものコメントがついています。

あくまでもアメリカでの一事例で、もうすこし数字の部分でクリアな情報が欲しい内容ですが、色々と気になる部分もあったので抜粋しながらご紹介。

エントリの筆者Jessie氏は、Posies cafeの経営者。多くのすばらしい企業がGrouponを有効活用しているのを知って、営業マンとの商談を開始。商談は$13の商品を6$で売ることから始まったのですが、営業マンのJohn氏が言うには、その理由は、

50%以上の値引きに、人々はよく反応するから

because John told me people really respond to deals that are over 50% discount.

とのこと。その後、売り上げの配分率について話したところ、

消費者の消支払いが$10に満たない場合、通常Grouponが売り上げの100%を受け取る。

John told me that when the consumer pays less than $10, Groupon usually takes 100% of the money.

と聞かされたそうです。

John氏曰く、ほとんどの消費者は$13以上購入するし、彼らのネットワークを活用すれば二度と広告をする必要が無くなる、との営業トークを行ったようです。

その話自体は疑わしいと思いつつも、最低でも50%は確保するべきと考えたJessie氏。その理由は、

今日までなぜ50%が良い条件だと思ったのかわかりませんでした。多分、食品コストをカバーできるからと考えたからです。

to this date I don’t know why I thought even 50% would be a good deal for us. Maybe because I thought since we were covering our food costs.

とのころですが一方、人件費や、賃料、公共料金などのコストを含めて考えていなかった、事前のROIの分析が甘かったと本人は反省しているようです。

実施後、売れたクーポンは約1000枚。結果にハッピーだったかというとそうでもないようで、まず、

売る数の上限を決めて損失を抑え、ビジネスを守ることができなかったのか、というと答えは単純で、「ノー」。Grouponに登録するときに、売れた分だけ販売することに合意することになっているのです。なぜかといえば、Grouponは売り上げの半分を得ることができるからです。

if there was a cap on how many were sold to help protect the business from too much loss, and the simple answer is, no. When you sign up for Groupon, you are agreeing to sell as many as get sold… and why would Groupon want it any other way? They get half of the earnings.

と売りたい以上に売れてしまった模様。

さらに、悲劇的な心情が文面に表れているのがここ。

Grouponが有効だった6ヶ月以上もの間、多くの本当に多くの素敵なお客様にあうことができ、Posiesファミリーに迎えることができて、とても幸せでした。同時に、多くの、本当に多くのひどいGroupon客もいらっしゃいました。

Over the six months that the Groupon is valid, we met many, many wonderful new customers, and were so happy to have them join the Posies family. At the same time we met many, many terrible Groupon customers…

どうひどいかというと、Grouponのルールを守らず、一回の食事で何枚ものグルーポンを使おうとしたり、そのことについて嫌悪感をあらわに議論をしたり、実際に払った分の10%でチップを払おうとしたりする客(支払い0ドルの場合、10セント払うのはとても太っ腹)がいたそうです。

最終的に$8,000の損失となり、キャッシュフローを維持するために、個人の貯金から支払いをする羽目になった、ということでした。普段から広告のROIをあまり信用していないJessie氏としては、損失を宣伝のための投資として割り切ることもできなかったようです。

さて、グルーポン自身の調査によると、同社のクーポン利用後に再び同じ店を訪れる客は22%というデータがあるようですが、実際に結果に満足しているビジネス側はどの程度なのでしょうか?

個人的に記事やテレビを見た限りでは、「リーチできなかったお客さんに知ってもらえる」、「再来店してもらえる」、「出品内容以上に購入してもらえる」というのが経営判断としてフラッシュマーケティング実施に踏み切る大きな理由のようです。

ここで、PRをやってきた人間として頭をよぎるのが、10数年前に起きた「懸賞ブーム」。企業は自社製品を広く知ってもらう、ファンになってもらう、などの目的でプレゼントパブリシティを展開し、懸賞雑誌が生まれ、電波少年的懸賞生活なる企画がテレビでオンエアされていたほど。

その流れは提供された商品のレビューやブロガー試食会などを行うブロガーリレーションに引き継がれ、今度はバーゲンハンターが集まるフラッシュマーケティングに、、、と思ってしまうのは筆者だけではないのでしょうか?

出品内容や目的によって結果のリターンは異なると思いますが、良い結果、悪い結果ともに実際やってみてどうたったのかの開示が日本でも今後なされていくことを期待したいところですね。

Facebookのギフトカードが販売開始

Facebook内での有料サービス利用が、定着してきていることを感じさせるニュースが、mashableに掲載されていました(ご紹介が遅れていました)。

Target(小売最大手WalMartの競合)が、小売りでは初めてFacebook クレジットを日曜から店内で販売する。Facebook クレジットのギフトカードは、15ドル、25ドル、50ドルの3種ありTargetの全1750店舗と、Target.comで取り扱われる。

Target will be the first retailer to sell Facebook Credits in its stores come Sunday. The Facebook Credits gift cards will be available in $15, $25 and $50 denominations at all 1,750 Target locations and at Target.com.

カードの販売は他の小売りでもすぐに始まるとのこと。
 
主にソーシャルゲームの有料アイテム購入などで利用されるんでしょうね。日本のモバゲーでいえば、コンビニで「モバコイン」のギフトカードを販売しているようなものです。

特定のコンテンツや、ゲーム、アプリのみを対象にしたギフトカードを作ることも可能でしょうから、企業が自社の有料サービスの利用促進を兼ねて小額のギフトカードを配布する、という手法も出てきそう。

今年の冬のギフト商戦で話題を作ったりするのでしょうか?ちょっと気になります。

Twitterの新たな収益源@Earlybirdの最初の商品はDisney映画のペアチケット

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Twitterの新たな収益源としてひっそりとアカウントが開設されていた@earlybird。Looopsの斉藤さんの記事(ツイッターが新たなフラッシュマーケティング広告 EarlyBird を計画中)に詳しい解説が書かれていますが、 タイムセールなどの限定商品を提供する、Tiwtterのリアルタイム性を活かしたアカウントです。

その第一弾の限定商品はDisney映画"The Sorcerer's Apprentice"の観賞券になったようです。

Mashableの記事によると、

アメリカの@earlybirdおよび@DisneyPicturesのフォロアーは、チケット2枚を1枚の料金で期間限定で購入できる。

U.S. @earlybird or @DisneyPictures followers can get a special 2-for-1 deal on tickets for a limited time.

というもの。

Twitterサイトの右下にある"Trending Topics"内に挿入される広告"Promoted Trends"の第一弾もDisney/PIXARで、筆者もそれを初めて目にしたときに思わずツイートしたものです。

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映画とソーシャルメディア。

映画鑑賞券をFacebook上で販売する取り組みや、Twitterで映画の興行成績を予測できる、という話もあるほどなので、色々と相性が良いのでしょう。 
ご参考

映画"Toy Story 3"の劇場鑑賞券がFacebook上で販売開始:ソーシャルグラフを活かせる理由とその販売手法

(download)
 
日本でも7月から公開予定の映画"Toy Story 3"の劇場鑑賞券(もちろん米国の劇場の)がFacebook上で買えるようになったようで、NYTで記事になっていました。
 
ソ−シャルメディアでは商品などの販売を行う活動が進んでおり、Payvmentなどが、ショッピングカートやPayPal決済などを利用し、eコマースを簡単に可能にするアプリを提供しています。
 
ソーシャルメディアを離れることなく購入できるのは便利ですし、とくに友人との会話で盛り上がりながら購入できるとあれば、企業側にとっても、まさに顧客獲得のチャンスを「その現場」に持ち込める、ということになります。
 
"a first-of-its-kind application(業界初)"となるこの劇場券の発売アプリ。ソーシャルメディア上での販売という意味では特に目新しいものではないものの、そのコンセプトや開始の理由がちょっといいな、と思ったのでご紹介。
 
Disney Tickets Togetherとい名のアプリケーションのコンセプトは、
 
"NO FRIENDS GETS LEFT BEHIND"
 
直訳すると、友達の誘い忘れがない、ということになります。Disney Tickets Togetherというアプリの名前にもこのコンセプトが込められていますね。
 
このアプリでは、映画を見たい場所を検索してチケットを購入でき、購入したことがFacebook上の友人にアラートで知らされます。ここまでは普通ですが、さらに、「友人を誘う」という機能があり(上図)、まさにソーシャルグラフを活かした販売方法になっています。
 
これは映画スタジオにとっては初めての試みですが、私たちはやってみる価値は十分にあると思っています。なぜなら、映画を見に行くこと自体が、そもそもソーシャルな行動だからです。
 
This is the first time that a movie studio has tried this, which we think makes a lot of sense because moviegoing is one of those activities that is inherently social.
 
なるほど、確かにそうですね。
 
現在FacebookのDisney • Pixarのページは130万人以上もの人がファン登録していますが、そこで映画について友達との会話が盛り上がり、一緒に見に行こう、という行動に至るのはごく自然な流れですし、スタジオ側としても気持ちが熱い瞬間に購入機会を提供したいところ。
 
現実で友人とともに行う行為にはソーシャルメディで展開するにふさわしい理由がある。そんな当たり前の事が確認できる事例だと思いました。
ご参考

キンドルの電子書籍がリアルな書籍の販売数を初めて突破:それを伝えるプレスリリースも熱い

Kindle: The #1 Bestselling Product on Amazon 

これはちょっと気になるデータかも。

Amazonのプレスリリースによると、Kindleが今年の年末商戦の最大の目玉商品になっており、なんと

25日のクリスマスに、Kindle Books(電子書籍)が、初めてリアルな書籍の売り上げを抜いた

On Christmas Day, for the First Time Ever, Customers Purchased More Kindle Books Than Physical Books

そうです。 

残念ながら数字の開示はないものの、素晴らしい結果ですね。

確かにもらった人も読みたい本がないことには仕方がないので購入したのは当然だと思いますし、とくにこの季節に集中したことでリアルな書籍の売り上げを抜く結果につながったのだと思います。

ちなみにこの結果も凄いのですが、もっと凄いのがアマゾンのリリースについている今年の年末商戦に関するFactsheet。事実を分かりやすい形に置き換えることは広報の非常に重要なテクニックの一つですが、ここまでの徹底ぶりは、なんというか広報魂を感じます。

特にFactの最後の部分とキンドルの連携、、、

Amazon.com 2009 Holiday Facts (www.amazon.com only) 2009年の年末商戦期のファクト:

  • Amazon customers purchased enough fruit cake to equal the weight of a 1967 Volkswagen Bug.:1967年製のVolkswagen Bugと同じ重さのフルーツケーキを販売
  • Amazon customers bought enough gingerbread house kits that if stacked on top of each other would be as tall as the Sears Tower.:販売された家庭用ジンジャーブレッド製造機を積み上げると、シアーズタワーと同じ高さになる
  • If all the computers customers purchased this holiday were stacked one on top of the other, they would be more than twice as high as Mt. Everest.:全顧客のPCを積み上げるとエベレストの2倍以上の高さに達する
  • Amazon customers bought over 50 times more Light Therapy devices this holiday season than there are sunny days in Seattle the entire year.:アマゾンの顧客は光療法の製品をホリデーシーズンにシアトルの1年間の晴れの日の50倍以上購入
  • For the holiday time period alone, Amazon customers purchased enough shoot-and-share camcorders to supply 50 years' worth of non-stop YouTube watching.:ホリデーシーズンに購入された小型ビデオカメラだけで、50年分のYoutube映像を提供できる
  • Amazon customers bought enough Levi's jeans to clothe everyone at the opening ceremony of the 2010 Olympics in Vancouver.:売れたLevisのジーンズの数は、2010年バンクーバーオリンピックの開会式の参加者全員分
  • Amazon customers purchased so many Blu-ray disc players that if you lined them up side to side, they would stretch for more than 27 miles.:つなげた場合27マイル以上のブルーレイが販売された。
  • During the 2009 holiday season, Amazon customers bought enough 8 GB iPod touches to play 442 years of continuous music.:8GBのiPodタッチが442年間音楽を再生できるだけ売れた
  • In 2009, Amazon customers purchased enough heart rate monitor watches to put one on the wrist of everyone who finished the New York City marathons in 2008 and 2009.:腕時計式心拍計が2008年、2009年のニューヨークシティマラソンの参加者分売れた
  • Amazon customers purchased enough Frustration-Free Package items to eliminate over 32,000 pounds of frustrating plastic materials, such as plastic clamshells.:3万2千ポンド分のプラスチック包装削減を、フラストレーション・フリー・パッケージで実現
  • The last that was delivered in time for Christmas, was placed on Dec. 23 at 9:17 p.m. Pacific and shipped to Boca Raton, Florida for delivery on Dec. 24. The item was a pair of Yellow Gold 8-8.5mm Freshwater Cultured Pearl Stud Earrings.:クリスマス最後のOne-Day Prime order で売れた商品はイエローゴールドの真珠のイヤリングで、12/23 午後9:17にフロリダのボカ・レイトンに出荷され24日に到着した
  • The last Local Express Delivery order that was delivered in time for Christmas, was placed by a Prime member and went to Seattle. It was a Kindle that was ordered at 1:43 p.m. on Christmas Eve and delivered at 4:57 p.m. that evening.:このクリスマスの最後の特急配送は、シアトルのプライムメンバーによるもので、12/24の午後1:43分に注文され、午後4:57分に到着した「キンドル」