ソーシャルメディアの成長を支えている秘密兵器、それはeメール:コミュニケーションツールから、ノーティフィケーションツールへ

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via flickr by jonathanb1989

「ソーシャルメディアが普及すると、eメールは無くなる」

こんなことが書かれた記事を目にすることも少なくありませんが、果たしてそうなのでしょうか?

確かに人と人とのコミュニケーションはメールのやりとりからよりソーシャルメディアに移行し、人々の会話がソーシャルメディア上で行われる事(時間)が増えました。そして、企業のマーケティング担当が、その会話の中に加わろうとしているのがソーシャルメディアマーケティングです。

活性化するソーシャルメディア上での会話が、eメールは無くなる、と言われる主たる所以なのですが、ソーシャルメディアの成功を支えているのは実はeメールだ、というエントリがあったのでご紹介。

私は自分の知り合いで最もプロダクトに詳しい企業家の一人にFacebookがなぜ月間アクティブユーザーや登録者数などの面で非常に成功していると思うかを尋ねたところ、彼は「Facebookから友人が自分をタグ付けした、というメールが来ると、私はそれをクリックしチェックしいに行く」と答えました。

確かに企業から来る興味の無い宣伝的なメールは開封しないかもしれませんが、自分のソーシャルメディア上での活動に関わる内容のもの(タグ付けされた、コメントがつけられた等)であれば、要するに「自分事」なのでメールは開封され、クリックされます

これは言わば、コミュニケーションのためのメールからノーティフィケーションのためのメールへと役割が変わっていることを意味しており、リテンションとしてのeメール利用そのものが、ソーシャルメディアの成長を支えていた、と言うことができます。

では、実際にそうした役割のメールは増えているのか?同エントリには、メールがスパム扱いされないようメール到達度向させるソリューションを提供するReturn Pathという企業のCEOのコメントも記載されていました。

Return Pathの創始者でCEOに、ソーシャルメディアやモバイルのクライアント企業において、メールの使用が増加していないかを尋ねたところ、彼らのクライアント全般において(twitterもその一社)、強い成長がみられる、という回答でした。

TwitterやFacebookをはじめとするソーシャルメディアの成長の裏には、例えばGmailとの連携による友人サーチ、という機能がありましたが、実はこうしたノーティフィケーションとしてのメール利用が効いていたという事は理解できます。

Gmail自体が受信メールの自動振り分け(プライベート、一括、通知など)を始めましたが、それはこうした動きを裏付けているのかもしれませんね。

eメールレターを捨て、ソーシャルメディアに移行したBen & Jerry's

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【訂正】別の情報ソースをあたったところ、メールで廃止されたのは英国市場向けのニュースレターのみで、イベントのお知らせなどにはメールを使用しているそうです。お詫びして(タイトル含め)訂正いたします。

米バーモント州に本社を置く、アイスクリームメーカで知られるBen & Jerry's社が、先週驚くべき発表をしました。

それは、e-Mailによるマーケティングを一切廃止し、ソーシャルメディアに消費者とのコミュニケーションを移行する、というものでした。
 
例えばFacebookの「Likeボタン」をメールの中に入れられるソーリューションの導入が予定されているように、e-Mailとソーシャルメディアマーケティングは、相性がよい補完関係にあると思うのですが、hubspotの記事によると、
 
Ben & Jerry'sは明らかにその逆のように感じていて、彼らの顧客はソーシャルメディアを通じてコンタクトされるほうが、e-Mailのインボックスからよりも好ましいと感じている。最後のeメールには、購読者に対してFacebookかTwitterを通じて繋がるように招待し、このアイスクリームブランドからメールを受け取るのはこれが最後になるだろう、と書かれていた。
 
However, Ben & Jerry's clearly feels otherwise and that their customers prefer contact through social media sites to email in their inbox. In their last email message, they invited their subscribers to connect with them via their Facebook or Twitter accounts, and this would be the last email they would receive from the famous ice cream brand.
 
Ben & Jerry's の顧客は、ブランドは好きだがメールは嫌いということを示していて、そうであるならメールを通じてではよい関係は築けない、という判断をしたようです。
 
確かにオンライン上の自分の居場所ともいえるソーシャルメディアの自分のページを通してメッセージが届けられるほうが、よりパーソナルに訪問をされている感じになり、受け入れやすい、ということはいえそうな気がします。
 
現在のBen & Jerry's のソーシャルメディアチャネルは、
 
Facebook:130万人以上のファン
Twitter:1万1千人以上のフォロアー(ほぼ全員と相互フォロー)
 
となっており、これだけあれば十分、ということなのでしょう。
 
また、ソーシャルメディアの方が顧客の声を直接聞くことが可能になり、さらにメールの配信費用やリストのメンテナンス費などのコスト削減にも繋がるとのこと。
 
今後このような動きをとる企業が増えていくのか、ちょっと注目したいですね。
 
ご参考

Facebookの"Like"ボタンをメールに導入するソリューションが登場:ソーシャルメディアとメールの相性のよさを活かすツール

 
 
その"Like"ボタンをe-mailに簡単に導入できるソリューションが、e-mailマーケティングのMailChimp社から近日中に提供されるようです
 
上の動画がその解説ビデオなのですが、概要は次のようになるようです。
 
e-mailの"Like"ボタンは、web上のそれとまったく同じような見た目と機能をしています。受信者がメールの"Like"ボタンをクリックすると、そのキャンペーン情報がFacebookのプロフィールに投稿されます。その"Like"の行動はMailChimp社によって記録され、ソーシャルな統計データとして見ることができます。
 
The e-mail “Like” buttons will look and function in exactly the same way that they do on the web. So, when a subscriber clicks the “Like” button in an e-mail, the campaign is then posted to their Facebook profile. Those “Like” behaviors are tracked by MailChimp and made accessible in the campaign social stats section.
 
そもそも自らの意思で大切な「メールアドレス」を記入して情報の更新を受け入れるe-mailは、(潜在)顧客とのコミュニケーションチャネルとして強力なもの。いわば、顧客と企業との関与が非常に深いところでもあります。
 
たとえばメール会員に対して提供したお得情報情報やコンテンツが、「これはいい情報!」という形でソーシャルメディアで共有される、ということはこれまでもありましたが、この、"Like"ボタンのe-mailへの導入は、1:1の関わり合いであるe-mailの情報をソーシャルな関わり合いに広げる強力なショートカット・支援ツールとなりそうですね。
  
せっかくなので、ソーシャルメディアとe-mailを組みあわせるTipsに関するエントリがあったのでこちらもあわせてご紹介。
 
1. ブログエントリをメールで知らせる
2. ソーシャルメディアの購読ボタンをメールに加える。たとえば「Twitterでフォロー」のように
3. Facebookのようなソーシャルメディアのページ上にメールニュースへのリンクを設置
4. ブログの抜粋のメールをブログポストのリンクとともに送る
5. メールニュースにソーシャルメディアの共有オプション(「Twitterでつぶやく」のような)を入れる
6. Facebookのようなソーシャルメディアのページ上でニュースレターのサインアップをできるようにする
7. コールセンターでe-mailやソーシャルメディアへのオプトインを促す
8. ニュースレターのサイドバーに、会社の全ソーシャルネットワークを並べて表示し、リンクを張る
9. 購入完了メールにソーシャルメディアのヘルプ(サポート)フォーラムや、YouTubeビデオのチュートリアルへのリンクを入れる
10. ニュースレターの登録ページにソーシャルネットワークへの参加オプションを提供する
 
とても基本的な内容ですが、(自社の戦略にあうものは)確実に抑えておきたいところですね。
 

メールをとるかSNSをとるか、究極の選択(?)の勝者はメール:Windows Live Hotmail teamによる調査

You’re still very attached to your personal email accounts

 

 

以前お呼びいただいた、「マーケターから見たオバマ - 「YouTube時代の大統領選挙」出版記念イベント」で、著者の大柴ひさみさん(@hisamioh)が、 
 
子供とのコミュニケーションはFacebookで、メールは使わなくなった。「Facebookのメッセージ見てないの?」と言われてしまう
 
実というようなことをおっしゃっていました。
 
確かにTwitterやFacebookなど、周りの人とコミュニケーションする手段は増え、メール一辺倒ではなくなっています。
 
実際にメールの使用は減っているのでしょうか?。
 
メールサービスが必要な理由をデータで示すWindows Live Hotmail team による調査データがあったのでご紹介。
  
 
究極の選択
Graphic comparing communication choices
 
メールをとるか、Textメッセージ(SMSなど)をとるか
 
メールをとるか、チャット/インスタントメッセージをとるか
 
メールをとるか、SNSをとるか
 
メールの圧勝、ということでしょうか
 
変なことを言うようですが、この究極の選択を、「電話をとるか、メールをとるか」に置き換えたらどうなるのか、ちょっと興味あります。 
 
  
使い分け 
 
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SNSやTwittterなどでは、興味が同じ人と繋がっていますが、住所もメールアドレスも知らないケースが多いと思います。上のチャートを見る限り、メールでコンタクトを取る人と、SNSでコンタクトを取る人の重複は大体40%以下、ということになります。 
   
Social networking and email are pretty distinct. (ソーシャルネットワーキングとeメールとは異なる存在である。)
 
 
メールを使う理由 
 
List of 10 reasons people use email
 
1. オンラインで買い物をする
2. 口座情報や請求の確認
3. ニュースレターやプロモーション情報を得る
4. プライベートなコミュニケーション
5. 真面目な相談
6. 自分の写真や文書を送る
7. SNSからのアラートを受信する
8. 知り合いとのイベント企画
9. イベントや活動のお知らせを受け取る
10. 求人情報
 
 
昨日こんなことをつぶやいたわけですが、それと同じということですね。
 
ブログは死なないけど、主役ではなくなったんだな〜、と思ってみたりした。伝統的メディアだけの話ではないですね。
 

eメールよ、さようなら?

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アメリカのAddToAnyがコンテンツ共有で頻繁に利用されているソーシャルサイトを測定した結果を明らかにしたそうです。

AddToAnyは、ソーシャルコンテンツのシェアボタン(日本でいう「はてぶ」ボタンのようなもの)を配布しており、その利用状況から測定した結果のようです。

オンライン上のコンテンツ共有に使われるのは、今やメールよりもFacebookで、twitterが追従しているんですね。

海外在住の人の話を聞くと、親子間でも「Facebookのコメント見た?まだ見てないの!?」なんて会話が結構日常らしく、浸透具合がうかがわれます。

逆にいうとAddToAnyのようなサービスとSNSの普及で、今後プライベートなメールの使用頻度はどんどん下がっていくのかもしれないですね(少なくともオフィス環境でこのような状況は発生しないと思いますが)。