Facebookへの自動投稿は、engagementを減らしているかも、という調査データ

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22日開催された年次カンファレンスf8で、Timelineや新Open Graphなどが発表され、Facebookからはますます目が離せなくなってしまいましたね。

さて、それとは少し異なる話題ですが、HootsuiteやTweetDeckを使って、TwitterとFacebookに同一のコンテンツを同時投稿、というようなFacebookページの運用をしているケースも多いと思いますが、実はちょっと注意が必要かもしれません。

Facebookへの自動投稿は、Engagementを減少させる、という調査データが公開されていました。

Facebookへの投稿コンテンツの分析ツールを提供している、その名もEDGERNAK CHECKERによる、合計10億以上のファン数(重複を含む)になる5万ページの100万以上の投稿を分析した結果によると、

Facebookからの投稿に比べ、サードパーティAPI経由の投稿は、Likeやコメントなどを受ける割合が7割も低い、ということが分かったそうです。

その原因はいろいろと考えられるようで、

1. FacebookはサードパーティAPIのエッジランクにペナルティを課している
2. FacebookはサードパーティのAPI経由の投稿を見えなくしている
3. スケジュール化された投稿の割合が高い
4. コンテンツがFacebookに最適化されていない

ということになるようです。

1. については憶測の域を出ないでしょうが、Facebook自体の利用頻度を下げるサードパーティAPIのエッジランクを低くなるように設定することはできるでしょう。

2. については下の画像の通り。ハイライトではなく、最新情報のほうを見るとよく出てきますよね、これ。API経由の投稿がまとめられて見えなくなっています。

まぁ、これもハイライトと最新情報の統合によって目にすることも無くなるのでしょうが、、、

3.については、数日も前から話題になりそうなコンテンツを用意することはできない、という趣旨のようです。これについては、「普段の会話が重要」とするStream marketingの視点からは納得のいく話。

4. については、写真(サムネイル)付きの投稿の反応がいいことを考慮すると、Facebook上でコンテンツを最適化する必要性があることが容易に理解できます。

複数のソーシャルメディアを一元管理するのは運営側にとっては理想的ですが、コンテンツは情報の受け手の視点に立って最適化する必要があり、そのひと手間を惜しんではいけませんね、ということ。肝に銘じておきましょう。

ご参考

ソーシャルメディア時代におけるコンテストの有効性

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via flickr by US Army Korea - IMCOM 

先日、ゲーミフィケーションに関するエントリ「Googleも参画した、ゲーミフィケーションを取り入れたエコ生活啓発キャンペーンとその効果」を書きましたが、その事例でも使われていたようにゲーミフィケーションを導入する上で分かりやすいやり方がコンテストだと思います。

マーケティングにおけるコンテストの有効性はその長い歴史によって証明されていると言ってよいと思いますが、ソーシャルメディア時代になり、コンテストには新たな価値が生まれてきています。そのことがまとめられているエントリがあったので、抄訳にてご紹介。

コンテストはファンの基盤を作るのに有効なツール
Facebookページにおいて、コンテストはLikeを増やすための確実な方法です。コンテストを実施することで、実際に私のクライアントは数日から数週間でLikeを50から1000、15000から30000に増やしています。もちろんこれが唯一の効果測定ではありませんが、基本的な「入会して獲得」できるプレゼントキャンペーンは最適な手法となりえます。
 
コンテストはオーディエンスとの関わりあいを深める
ブランドと交流する人数を増やすだけでなく、コンテストによって繋がりをより深めることができます。写真や動画投稿などのUGCプロモーションなどがそのよい例です。UGCコンテストは15分程度の時間で参加でき、競争に人間味を与えるだけでなく、ブランドに対する個人的な投資を自然に生みだします。
 
コンテストは豊富な情報源
賞を提供することと引き換えに、 応募の過程において多くの人が情報を提供します。参加障壁を高くすることはよくありませんが、顧客について知る機会を逃す手はありません(例:好きな商品は何か、等の質問)。ただし、聞く内容は引き換えに提供するものとつり合いが取れている必要があります。また、募集過程のみならず、コンテストについてなされる会話から多くを学ぶことができます。
 
コンテストは消費者によるマーケティングを可能にする
以前はできなかったことですが、ソ−シャルメディアを通じたシェアによって、コンテストはマーケティングメッセージを増幅させることが可能です。例えばコンテストに投票の要素がある場合、参加者はソーシャルグラフにシェアすることで友人や家族に自分をサポートするようお願いします。

どれも基本的なことばかりですが、ソーシャルメディアにおけるコンテストの有効性が分かりやすく整理されていますね。

他にも、被リンクが増えることによるSEO効果などが得られますし、ゲーム性を加えることで先日御紹介した"Green Your House Challenge"の事例のように、サイト滞在時間が増え、再訪頻度を高めることにもつながるでしょう。


ご参考:

究極のフレンド愛?Facebookフレンドのタトゥーを入れる女性の動画

こ、これこそ究極のフレンド愛、とでもいえばいいのでしょうか。

一人の女性が、そのFacebookフレンド152人全員分のプロフィール画像のタトゥーを腕に入れている動画です。

いったいどんな女性なのかはビデオを見ても分かりませんし、なぜこのようなことをしているのかもわかりませんが、確実に人目に付くであろうこと、かの有名なダンバー数に近い数字のフレンド数である、という事は確かなようです。

そのうち"Like"をタトゥーしちゃう人とかも出てくるのでしょうか!?

ご参考

フォロアーの多い人ほどtwitterで積極的に質問し、満足のいく回答を得ているという調査:企業との対話にも前向き

Twitter-questions-infographic

回答者の64%が、Twitterの質問に答えた企業から購入する可能性が高いと答え、24%がどちらでもなく、12%が可能性は低いと答えた。ユーザーが質問に答えてくれた会社をフォローする可能性が高いことで、59%がそうだと答え、変わらない、可能性が低いはそれぞれ29%、12%だった。

という、内容でしたが、InboxQ社による同調査のより詳細なinfographicがあったのでTechCrunchでは書かれていなかった部分をご紹介。対象となったのは4月の質問をしている102,322のツイート。

WHAT WE'RE ASKING?
自分のフォロアーにどのようなことを質問しているか?(上位回答のみ)

13% 製品のオススメやアドバイス
12% テクニカルサポート
11% 近所のオススメスポット
8% エンターテイメント
6% スポーツ
6% 健康
5% 旅行
5% 音楽
5% 仕事や職場
 
商品に関する質問を自分のフォロアーにしていることがうかがわれます。 

THE ASKING GAME
フォロアー数と質問方法の関係について

自分のフォロアーに質問したことがある
フォロアー数100以上:67%
フォロアー数100未満:33%

どのように質問する?
フォロアー数100以上
フォロアー全員に:73%
@リプライで:25%
ダイレクトメッセージで:2%

フォロアー数100未満
フォロアー全員に:52%
@リプライで:44%
ダイレクトメッセージで:4%

回答はある?
フォロアー数100以上
常にある:29%
ときどきある:59%
全くない:12%

フォロアー数100未満
常にある:20%
ときどきある:58%
全くない:22%
 
回答には満足?
フォロアー数100以上
とても満足:24%
満足:63%
不満:13%

フォロアー数100未満
とても満足:19%
満足:49%
不満:32%
 
フォロアー数の多い人ほど積極的に質問し、満足のいく回答を得ていることが分かります。
最後にビジネスとの関係ですが、、、

A BUSINESS CONTACT
質問の約66%が商品やサービスに関することであり、質問への回答がフォロアーではない企業からされることも多い。 

フォロアー以外から回答を得たことがある?
フォロアー数100以上:66%
フォロアー数100未満:44%

企業から回答を得たことがある?
フォロアー数100以上:Yesが41%
フォロアー数100未満:Yesが21%

企業からの質問に回答してもよい?
フォロアー数100以上:Yesが59%
フォロアー数100未満:Yesが57%

企業からの回答はフォロアーからのものより信頼できるか?
より信頼できる:26%
同じくらい信頼できる:54%
フォロアーの方が信頼できる:20%

質問への回答がある場合、購入意向の向上や、フォローするというアクションにつながることは冒頭でご紹介しましたが、最後のパートからは、企業とのコミュニケーションに対してのポジティブな態度が見て取れます。 

積極的に対話/回答し、顧客、ファン、興味者との関わり合いを深めていきたいものですね。 

Facebookページのファンが100万人になったら得られるエンゲージメントの平均値

1mil

FacebookページにLikeしている人の数が、もし100万人になったら、どのくらいのエンゲージメント(リアクション)を得られるか?

そんな調査をワンストップのソーシャルメディアマーケティングソリューションを提供してる、Simplify360が様々なブランドから選んだ50のFacebookページをもとに数値化したのが上の画像。

100万のFacebookファンがいる場合、1投稿当たり、平均で826のLike、309のコメントがつく

という事になるようです。

まぁ、ふーんというか、そうですか、という感じですが、Facebookページ運用の指標を考える上では参考になるかもしれませんね。

ちなみに上の表のLiking Rate (Per Million)の欄が、ページへのファン数(Like数)が100万だった場合に得られる1投稿当たりのLikeの単純計算値になるわけですが、ファンが多いページほど、反応率は下がり、「ファン数が増加するに従い、エンゲージメント率は低下する」という国内での調査結果とも合致しています。

ファン数が少ないほどコアファンの比率が高く、ファン数が多いほどライトなファンの比率が高まっていく傾向が見て取れます。

この傾向は、どんなFacebookページにも当てはまりますが、リンク共有のソリューションを提供するVisibli社が10万以上のファンがいるページをカテゴリ別に調査した結果が下の図。

Like_average

(たとえばLady Gagaのような)アーティスト はLike、コメントともに多くつき、メディアのページは(記事等に対しての)コメントが多くつく、という傾向があるようです。企業のブランドページはこの比較においてはどちらも一番少ないという事のようです。

企業のマーケターにとってはだからこそ頑張り甲斐がある、と言えそうですね!

ご参考:

Engagement再考:「関わりと交流」だけではないその定義

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via flickr by michelle.parker52

ソーシャルメディアマーケティングにおいて、重要な指標とされる、"Engagement"。

もとはサルトルの用語で、フランス語(アンガージュマンと発音)。英語ではcommitmentと訳されることが多いそうなのですが、日本語にするのが非常に難しく、個人的には「関わりあいを深めること」という意味合いで使い、このブログでも幾度か取り上げてきました

筆者自身どうもまだ理解が足りないと感じているのですが、「Engagementという言葉を見直そう」というエントリがForrester reserchのブログで公開されていたので、抄訳にてご紹介。

2007年、Forresterが"Engagement"をマーケティングの主要な指標として提唱した際、このように定義していました。関わりの度合い(the level of involvement)、交流(Interaction)、新密さ(intimacy)そして影響(Influence)。

しかしながら、この言葉は現在、定義のうちの最初の2つ「関わりと交流」の意味で使われています。

有能なマーケターならこの2つだけでは結果に結び付けるには不十分だと分かっています。

よく見られるのがマーケターやエージェンシーがクリックや、訪問、滞在時間、ダウンロードなど様々な指標にすり替えていることです。これではビジネスの結果に結び付けることは到底できません。

だからこそ、「親密さと影響」というengagementの残り2つの定義が重要になります。なぜならそれは顧客の関心を得ることの(attention)インパクトを表しているからです。「親密さ」はブランド認知やブランドとの親和性、感情などの質的な側面を表しています。また「影響」はクチコミでの共有されやすさ(例:シェア率やネットプロモータースコア)を表しています。

ではどのようにしてEngagementを軌道に乗せることができるのか?

プログラムの目的を明確にして、様々な最新技術による指標に惑わされないことです。例えばセールスなら、交流を促し、購入して推薦してもらうためのEngagementが必要です。ブランドの場合なら、「関与、交流」の指標に加え、「新密さと影響」についても理解ができるアプリケーションが必要になります。そうすることで、マーケターもエージェンシーも事前に設定した目的に立ち返ることができます。

interactionやinvolvementのように、数字に置き換えやすい、すなわち投資に対して正当性を持たせる報告書に使いやすいものに意識がいってしまい、その数字は中身を伴っていない可能性もあります

とはいえ、感情分析をするためにブランドについて語られるコメントの全てを整理把握、分析するには多くの人的リソースを必要としますし、マニアックに追求しすぎてもそれは独りよがり。

有料の感情分析ツールなどを使うこともできますが、レポートのためにコストを割く、ということになってはちょっと本末転倒。

筆者自身が関与しているアカウントにおいては、全体的な傾向の把握(何が、どのように評価されているか等)を主に行い、ブランドに対する評価を文脈で追いかけるようにしています。

ソーシャルメディアにかけられるコストと、それに見あうEngagementの評価方法。

まぁ、なんというかこれという決定打が無い分、永遠の課題とも言えそうですが、会社や事業者、プロジェクト単位で設計して関係者がそれに納得するような合意形成をするしかないですかね

Huffington PostとBuzzFeedの共同創業者が語るコンテンツがバイラルする理由:Googleの「+1」発表に関連して

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via buzzfeed.com by Dave Stopera

FacebookのQuestionsに続き、先週の注目の話題の一つが、Googleの発表した「+1」。こちらの記事「Googleが「+1」ボタン発表、Facebookの「いいね!」に似たソーシャル検索」にもあるように、

ユーザーが良いと思ったページや広告を「+1」ボタンで推薦することにより、Googleの検索結果を改良し、結果的にそのユーザーの友人に対して最良の検索結果を表示できるようにすることを目指している

というもの。

ソーシャルメディアの台頭によってコンテンツの流れは変わり、「+1」はGoogleにとってその対抗策と目されているわけですが、コンテンツがなぜバイラルするのかについて、Huffington PostとBuzzFeedの共同創業者のJonah Peretti氏のWeb 2.0 Expoでの話が紹介されていたので紹介。

Googleはなぜこのサービスを出すに至ったかを整理して理解するのにもお薦めです。

理解しておきたい重要なことのひとつは、コンテンツは異なる理由で異なるプラットフォーム上で拡がるということ。Googleの検索エンジンは情報を中心に作られています。だからAbout.comのようなサイトは知識中心かつ、キーワード中心なのでGoogleに対して完璧な最適化ができます。

Facebookのようなソーシャルネットワークでは話が全く異なります。ユーザーはHow to記事をシェアするよりも、面白いことや共感するものをシェアします。Facebookではユーザーは自分を定義し、自分を良く見せるものをシェアするのです。

例えばこの犬の写真にはGoogleにとって有益な情報は全くありませんが、45,000以上のFacebook "likes" を獲得しています。

別の言い方をすると、コンテンツをバイラルさせたければ、「人々の頭の中に入っていく情報」という考え方をやめ、「ソーシャルアクションを起こす理由」についてより考えるべきです。

今のGoogleのアルゴリズムに無いのが、この「ソーシャルアクションを起こす理由」に対するデータなのでしょう。で、「+1」でそれを蓄積しよう、と。

アクションを起こしてもらうことは、関わりあいを深める(エンゲージメント)視点からも、ソーシャルメディアでは重要。フォロアーの数やファンの数ばかりでなく、アクションを起こしてもらうことにこそ価値があるといえます。

だから、挨拶や簡単な質問、天気や季節の話題のような「普段の会話」がソーシャルメディアでは大切なコンテンツになります。

ちなみに、Gooleの検索結果にFacebookの"Like"の機能を連動させた"+Like"なるアプリも開発されたようです。

Facebook Questions、企業アカウントではどのように使う?:関わり合いを深めるという視点から

Questions

 

先月下旬に発表されたFacebookの新機能、Qurstions。Tech Crunchの記事「Facebookの新しいQuestionsにはあなたのソーシャルグラフが答をくれる」にも書かれていましたが、

当時本誌は、それが巨大な機能になると予言した。なにしろユーザ数が5億(今は6億)だから、すぐにYahoo Answersなどを凌ぐQ&Aサイトになり、トラフィックを大きく押し上げるだろう。

という事にはならず、知り合いのネットワークから回答を得られる、という仕組みでした。

むしろそれは、Facebookの伝統の’ソーシャル’の線に沿ったものになり、質問はフレンドのNews Feedsに人気投票アンケートのような形で現れる。それを見たフレンドは、「この中のどれを選ぶか」というタイプの質問に答えたり、あるいは新たに自分の答を書いたりできる。第一印象としては、名前はQuestions(質問)よりもPolls(投票)のほうがふさわしい、と思った。
 
ではこのQuestions、企業にとってはどのような利用価値があるのでしょうか。

その可能性を示唆するOxford Communicationsというマーケティングエージェンシーのインタビュー記事があったのでご紹介。

ブランドや、ビジネス、グループや組織はQuestionを様々な方法で使う事ができる。例えば、

・アイスクリーム店がどんなフレーバーを週に提供すべきかを知ることができる
・ジムがヒップホップヨガを行う一番いい時間を知ることができる
・ラジオ局が夏の最もホットなコンサートを決めることができる
・製造業がファンの休日のショッピングの計画の傾向を知ることができる

なるほど、ブランドのファンに対して意見を聞く、というのは確かに有益な情報が得られそうですし、関わりあいを深めること(Engagement)ができますね。以前、「ソーシャルメディアで最も効果的なマーケティングコミュニケーションは「普段の会話」:Stream marketing が今後重要に」というエントリでもご紹介しましたが、

ソーシャルネットワークサイト上で最も効果的なマーケティングコミュニケーションが、シンプルで、ランダムで、暦と関係した陳腐な発言や質問、ブランドとは無関係の思いつきの質問など

であり、例えばOREOのファンページを覗いてみると、
  
フォークや他のものを使ってオレオを飲み物に浸して食べた(Dunk)ことはありますか?> 8,200のLike! と2,300のコメント
 
どんなフレーバーでもいいので、オレオの新フレーバーを作るとしたら何にしますか?> 7,100のLikeと12,500のコメント
 
抜き打ちテスト:Twist、lick、それから...>6,500のLikesと6,200のコメント

こんな結果を見ることができます。

また、Questionには、

ユーザーによる複数回答の追加ができるように設定が可能で、この場合、企業が本当に示すべき回答を消費者から学ぶことができます。

とのことなので、これも便利そうだし、参加をさらに促すことにつながりそう。

でもこのQuestions、これまでFacebookページでサードパーティから提供されてきた"Poll"のようなアプリとは何が違うの?ということについては、

アプリケーションの場合は個人情報へのアクセスに関する許諾が必要とされるが、Questionではそれがなく、アプリを使用していない友人にも回答をもらえます

確かに自分の情報へのアクセスについては多少なりとも抵抗がありますから、それがないのは敷居を下げることになるので、企業にとってもありがたい限り。

上で示された使用例以外でも、Facebook上で行うキャンペーンやイベントについての意見をQuestions経由でとり、それを反映させる、という事もできるでしょうから、例えば、

・キャンペーンの景品でどれが欲しいか?
・キャンペーンストーリーの次の展開はAとBのどちらがいいと思うか?
・質問に対する回答が1000集まったら、最も人気のあったものをプレゼント

のような質問を入れてリアルタイムに参加者の意見を聞きながらFacebookキャンペーンを行う、ということもできますね
 
関わり合いが増えればエッジランクもおのずと上がり、注目度も高まる、、、はず。

うーん、なんだかちょっと楽しそうですね。

WOMチャンピオンと"M"advocates:ロイヤルカスタマーの約3割がネガティブな方をクチコミするという調査

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via marketingprofs.com

 企業にとってロイヤルカスタマーは売上貢献だけではなく、クチコミをしてくれる重要な存在、とされていますが、それほど単純でもな、ということがロイヤルティマーケティングに関する出版や教育等を行うCOLLOQUYの調査によって明らかにされました(対象はアメリカの一般消費者3,295名)。

調査の結果によると、

26%が家族、友人同僚などに製品やサービスについての良い経験よりも悪い経験の方をクチコミする
・33%のWOMチャンピオンと呼ばれるブランドを積極的に推奨するグループでも、そのうちの31%が良い方より悪い方の経験を共有する

とのこと。

日本でもその通りだとすれば、「ロイヤルカスタマーを増やす=良いクチコミが量産される」という単純な絵は描けない事を証明していますね。

ちなみにCOLLOQUYでは、ネガティブなクチコミをする人をAdovocate(推奨者)の反対語として"Madvocate"と呼び、The New York Timesにも用語登録されたようです。

さらに属性別に比較してみると、富裕層(affluent)のうちの30%はMadvocateで、それに続くのが若年成人と女性層の25%で、富裕層に関しては全体平均の26%を上回っています。

Demographic

クチコミをする手法についても紹介されており、Face to faceのコミュニケーションが全体を通じて最も多い一方、若い世代ではソーシャルメディアや携帯のSMSを使ってクチコミする傾向にあることが分かります。

Tools

今回の調査結果に対して、COLLOQUYのマネージングパートナーKelly Hlavinka氏は次のように述べています。

Madvocacyは、チャンピオンの約3割が行っており、影響を与えます。ロイヤルティマーケティングにおいては、ポジティブ、ネガティブ両方のクチコミを生みだすという事を理解しなければならない。

ここでもうひとつ理解しておきたいのは、Madovocateの中にも39%のチャンピオンが含まれてる(重複している)、ということ。つまり次のようなことが言えると思います。

クチコミのされやすさ = 良い経験 < 悪い経験 < すごく良い経験(Wow)

良い経験が提供されるのはある意味当たり前。企業が意識すべきは、アンチファンをもファンにするようなスペシャルなWow体験を提供することだと思います、簡単ではありませんが。

Engagementを構成する6要素とその優先順位:ソーシャルメディアとの相性は?

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via liminal.razorfish.com 

日本語で翻訳するのがとても難しいEngagementという言葉。もともと哲学者サルトルの用語でフランス語。筆者は「関わり合いを深めること」という趣旨の翻訳するようにしています。

シアトルに拠点を置く、デジタルマーケティングのRazorfishという会社が行ったLiminalという調査が、この小難しいEngaegmentについて考える上で参考になるものだったのでご紹介。

調査のテーマは顧客の視点から見たCRM。なので、ソーシャルCRMの話、とおもって読んだほうがいいかもです。

さて、調査で明らかにされたのは顧客にとって企業とのEngagementで重要な構成要素と、Engagementにおける各マーケティングチャネルの有用性。

まず、Engagementの構成要素から。

6つのEngagement構成要素(上図)
 
VALUED(顧客が企業から大切にされていること)
EFFICIENCY(企業が顧客の時間や労力を尊重し早期解決すること)
TRUST(企業を信頼できること)
CONSISTENCY(企業の対応などに一貫性があること)
RELEVANCE(顧客のニーズに即していること)
CONTROL(Opt outのように企業との対話を顧客が制御できること)
 
これまで漠然と捉えていた"Engagement"もこうして要素に分けてみると、なるほどね、という感じがしますし、具体的にどのようなアクションを起こせばいいかの参考になります

さて、これら6つの要素についてさらに興味深いことが調査からわかったそうで、それが以下の2点。

1. 顧客にとって重要なEngagementの要素はValued、Efficiency、Trustの順に重要で、Consistency、Relevance、がそれに続き、Controlは最も順位が低かった
2. 性別、年齢、好みのチャネルなど、どのような角度で調査対象を切った場合にもこの優先順序は変わらなかった。 

なんだか、2006年にTimeが「今年の人」を「You」にしたときに書いてあった言葉が"Yes, you.You control the Information Age. Welcom to your world"であったことを考えると、ちょっと意外な結果ですが、Trustが先にあればControlについては重要度が下がるということなのかもしれません。

 

さて、調査が次に明らかにしたことは、Engagementにおける、マーケィングチャネルの重要性です。

1b
 
このグラフから分かるのは、年齢にかかわらず(25-34歳、35-44歳、45歳以上)、顧客が企業とのEngageする場合はeメールなどの重要度、使用頻度が高く、Facebook、Twitterなどのソーシャルネットワークはあまり期待されていないということ

そして各チャネルとEngagement要素との関連性を調べたのが下の表。

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濃い緑色ほど顧客の期待にこたえており、濃い赤になるほどそうではないことを示しています。

このチャートから見えてくることは、

・郵便や紙面広告、携帯のアプリやリアルタイムのチャットなどはパフォーマンスが低い。
・個人宛のeメールや企業公式サイト、面と向かっての対話や伝統的な口コミは高いパフォーマンスを示した。
Twitterやメールのニュースレター、企業のコミュニティサイト、Facebookやレビューサイトはその中間

ということ。

最初のグラフで重要度、使用頻度の低いとされたソーシャルメディアが下の表ではパフォーマンスが中間、ということは何を示しているのでしょうか?

筆者としては期待も込めて「使い方次第」という風に考えたいところです。

EngagementにおいてValuedが重要なのであれば、それをソーシャルメディアを通じて提供するという運用をすればいいはずですが、実際にはそういう運用があまりされていないということだ思います。

例えば、Twitterで自社のサービスに対してネガティブなことが述べられれば「どうしましたか?」と伺い、具体的な解決策を示す。あるいはフォロアー限定で先行予約ができる、などをすることで、Valuedの要素を高めることができると思います。

空港でつぶやかれた顧客が直面している問題可決をTwitter経由で行うJet Blueや、CSとしてTwitterを利用しているXBOXの場合、ソーシャルメディアにおけるValuedやEfficiencyを高め、Engagement向上に貢献できていると考えられます。

それだけのことをソーシャルメディア経由で行えば、Engagementが深まるかもしれませんが、その分人と予算が必要、という先日のエントリとつながってきますね。
 
要はどこまでコミットできるか、なのでしょうね。