企業が未だソーシャルメディアに手つかずなのは、40才のマーケティングディレクターのせい?

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via flickr by Claus Rebler

先週多くの人に共有されたテレグラフ紙の記事がありました。

それは、「企業が未だソーシャルメディアに手つかずなのは、40才のマーケティングディレクターのせい」という刺激的なタイトルの記事でした。

記事は昨年のGoogleのカンファレンスが行われた際に、「残り100枚、1枚550ドル。プロモーションコードが使えます」という1つのツイートで11分間で売り切れにした、という事例紹介から始まります。

こうした事実があるにも関わらず、企業がソーシャルコマースに取り組まないのはなぜか(アプリやウィジェットを通じてソーシャルネットワークからの購入を可能にしているのはわずか12%というデータもあります)?

それは企業の役員が状況を理解してないからではないのか?という流れで、40才のマーケティングディレクターのキャリアパスの描写を通じて解説されていました。以下、かいつまんでご紹介。

あなたの会社の40才のマーケティングディレクター

1988年に高校を卒業(そのころ学校にはコンピューターはない)。その後数学を勉強することはなく、マーケティングに興味を持つ卒業生は、英語、外国語、歴史などを学ぶ。

・大学を首席で卒業した彼らは、広告代理店に入社し、アカウント担当となる。

・数年を代理店ですごしたのち、クライアント側で仕事を始める。90年代をビルボードのキャンペーンや、広告基準局との討論、大手企業とのジョイントプロモーションや、セレブリティへのスポンサーなどを行う。人生はとても楽しかった。

彼らは30才になり、ドッドコムバブルが到来。彼らの少数の先進的な人々が起業家となった。残りは同じ仕事を続け、商品発売までに18カ月を要し、クリスマスの9カ月前から流通とプランニングすることを学んだ。

・そうしている間、彼らが学校で避けてきた数学が背後に迫っているのを感じていた。

10年前、マーケティングといえば1000万人が視聴するテレビコマーシャルに何百万ドルも使うことを意味していた。

Googleがアドワーズとともに躍進し、CPCベースで顧客を購入可能にし、マーケターはSEOやリスティング広告やアフェリエイトといったこれまで経験したことのないものを学ばなければならなかった。

・そしてFacebookが登場し、再び状況を変えた。今はターゲットは5000人だけでよく、彼らが2万人に影響を与え、それがさらに20万人に影響を及ぼす。

マーケティングは分析と計算が全てになり、投資判断は日々おこなわれるようになった。データ、データ、データ。

20年間学んできたものとは全く異なるスキルが、マーケティングディレクターに求められるようになったが、計算ができず、Facebookのsponsored storiesやオープングラフを理解しないものが依然決定権をもっている。

← イマココ、という感じでしょうか。

いやいや、広告だって必要でしょ、とか、ベテランのマーケターも新しい手法やその分析方法を学んでるでしょ、とか、なんでマーケティングに興味のある学生が英語や外国語を先行するの?など突っ込みどころの多さも含め、この記事が多くの人に共有された模様。

にしても、生々しい、現実的にありえそうな話だと思います。

また、こうしたジレンマは、マーケターに限った話ではないでしょう。

消費者と直接つながることが容易になり、コミュニケーションができるようになった今、セールスからカスタマーサポート、商品開発や改善のリサーチがソーシャルメディアである程度可能となり、企業のあらゆる側面でマインドセットの更新が求められています。

こうした時代の変化に取り残されないためにも、日々勉強ですね。

 ご参考:

ソーシャルメディア成熟度の5段階指標

Maturity

多くの企業がソーシャルメディアでの活動を行うようになってきていますが、その取り組み方は千差万別。

ただし、その「ソーシャル成熟度(social maturity)」に目を移すと、業種、地域、顧客層の違いに関わらず、大企業においては共通の変化を歩みながらビジネスにソーシャルメディアを統合している、というForrester Researchのデータが公開されていました。

「ソーシャル成熟度(social maturity)」は、有名なロジャースのイノベーター理論になぞらえて解説されていました(1000人以上の社員のいる95のソーシャルメディア活用企業、30社以上のあらゆる成熟段階にある企業、既存の調査結果などをもとにまとめられたものです)。

ラガード(遅延者):休眠段階
Forrester社は、5社に1社がソーシャルメディアを活用していないと予測。これらの会社は非常に保守的で、規制が多い、もしくは単に興味がないという傾向があります(非テクノロジーのB2Bなど)。このステージを脱するために、我々はインタラクティブマーケターには「小さな勝利」を積み重ねることをお薦めします。軌道に乗せるためにケーススタディになっるような最良の機会にフォーカスすべきです。

レイトマジョリティ(後期多数採用者):テスト段階
多くの企業がソーシャルメディアを活用している一方、組織的にはポケットの中で開始されるているようなものです。このステージは「混沌が分散している状態」という事ができます。次に進むには、経験のあるインタラクティブマーケターが、「世話人」の役割を果たし、活動を組織横断型なるように調整することが推奨されます(この役割は、ソーシャルメディアストラテジスト等といわれるものであるが、企業は既存のインタラクティブマーケティングチームを通じて成長することが可能であることは留意すべきです)。

レイトマジョリティ(後期多数採用者):調整段階
この時点では、マネージメントはソーシャルメディアから得られるものとリスクを認識し、リソースを割いて管理をはじめ、組織全体で一貫性を持たせ、「分散した混沌」からより中央集権的なアプローチをとるようになります。インタラクティブマーケターには、その運営委員会とともに行動して主要な関係者が基礎を作り、リソース、ポリシー、予算を共有し、長期的な取り組みとして結果の最適化ができるようにすることをお薦めします。

アーリーアダプター(初期採用者):拡大・最適化段階
(スターバックスやベストバイ、コカコーラのような) リーダーたちは、すでにソーシャルな組織を連携させ、プロセスの最適化からより発展した指標に至るまで、ソーシャルメディア活動の最適化に注力し、他のマーケティング活動等の統合を行っています。このグループにとっての次の大きなステップは、組織の中の誰がソーシャルアプリケーションを使い、顧客の問題を解決し、ソーシャルメディアに関わる全社員のプランニングを手助けするのに最適かを決めることです。

イノベーター(革新者):権限移譲段階
この段階では関係のある全社員がトレーニングを積み、ソーシャルメディアを活用するのに権限移譲がされています。中核となる研究組織は必要ですが、「組織化された配置」が根本的になされています。(例えばZapposのような)ごくわずかな企業がちょうどこの段階に入ったところですが、より多くの企業が後に続くことを期待しています。

確かにZapposのように500名近くの社員のTwitterアカウントを公開し、有名なコアバリューのもと権限委譲ができているのは、理想郷の域と言ってもいいと思います。

一方で、Zapposのように全社員上げて顧客とのコミュニケーションを重視しているわけではない一般的な企業にとって、イノベータへの道のりはとても遠そうです。。。

ちょうどZapposの話になったので、最後にオマケ。以前のエントリ「Guy Kawasaki氏によるZapposのCEO、Tony Hsieh氏のインタビュー:企業家精神、Amazonへの売却、家族、そして幸せについて」からの抜粋です。

Q: 顧客サービスは新しいマーケティングですか?
A: 新しくなったことは、全てが高度に接続し、情報伝播が以前よりもずっと早くなったことです(Twitterやブログなどを通じて)。顧客サービスのストーリーはそれがいいものでも悪いものでも、すぐに伝わり、企業ブランドにより大きな影響を及ぼします

Q: 普通の昔ながらの電話はZapposにおいてどんな役割ですか?
A: 私たちは電話は最高のブランディング機器だと思っています。顧客との集中をした時間を5〜10分間持つことができますが、30秒のスーパーボウルの広告では、視聴者はあまり集中していません。電話で正しいやり取りを行えば、顧客は長い間覚えてくれていて、友人や家族に私たちのことを話してくれます。

「傾聴」の実施が推奨される企業内の6部門

When it rang, you answered, because it was likely a customer or a potential customer on the other end of the line. Now, the calls are coming through online, via the social phone.

昨年12月に書いた2本のエントリ「ソーシャルメディア担当が特別な意味を持たなくなる時:Social media editorを廃止するThe New York Times」と「ソーシャルメディアは、「職」ではなく「スキル」:共有すべきソーシャルメディア・スキル」において、「ソーシャルメディアは一人の人に属するものではない」ということについて触れましたが、では会社のどの部門がどのように利用できるの?という話が次に来ると思います。

そこで、「傾聴」の視点から企業のどの部門が活用すべきかについて書かれたエントリの抄訳をご紹介。

1. 営業
ソーシャルメディアはダイレクトな営業チャネルにはなりにくいものの、見込み客を見つけ、彼らがいる場所(ソーシャルメディア上)で会うことはよい方法でしょう。(商品名などで検索し)傾聴することで、見込み客にとって最適なタイミングや回答を求めている時を知ることができます。ただし積極的なアプローチには見込み客側に受け入れ態勢ができている必要があります。

2. マーケティング & PR
マーケティングとPRは、メッセージ作りとその伝達に多くの時間を費やします。傾聴をすることで企業が使っている言葉と消費者の使っている言葉が同じかどうかを確認することができます。また、傾聴を通じて、組織についてどう語られ、コミュニティで何が効いているかを把握することができます。それによってマーケティング上の決定を下すだけでなく、今後のニーズの予測もできます。

3. カスタマーサービス
ソーシャルメディア上で心配や質問、苦情を訴えることは急増しています。傾聴を通じてこうしたコメントがいつどこで発生しているのかを知り、顧客が使っているメディアを通じて速やかに対応することができます。

4. 研究開発
製品やサービス開発とは、競争と市場ニーズに対する継続的で絶え間ない回答のプロセスです。オンライン上のアイディアや考え、創造性を活用することが可能です。また、インスピレーションを与えてくれるのは顧客に限りません。

5. 人事
人事はソーシャルメディアの議論であまり挙がらない部署ですが、人材採用において、未来の社員の発掘や彼らのソーシャルグラフの調査、などにおける活用の可能性はあります。もしくは業界での人材の移動(レイオフや採用の凍結・急増、競合他社の新設部門)のような、採用にインパクトを及ぼす事象の観察も可能です。

6. 経営幹部
企業の幹部が傾聴を通じて学んだことを基に、戦略や会社の全体的なビジョンなどを修正するということも可能です。フィルターの掛かってないオンライン上の視点を通じて市場のトレンドを理解し、自分たちがその波に乗れているのかを理解できます。また、社内の文化と社外からどう見られているかの一致・ギャップを知ることができます。
 
アンケートやフォーカスグループのような通常の「調査」では生の声を聞くことに対する限界があります。傾聴のよいところは、フィルタの掛かっていない生の声を聞くことができる点。

色々な部門で様々な深さの活用の可能性が考えられますが、ソーシャルメディアとの関わり合いにおける第一歩の定番ともいえる「"the" 傾聴」からなら多くの部門において参加するきっかけと意義を与えてくれるのではないでしょうか?

ソーシャルメディアは、「職」ではなく「スキル」:共有すべきソーシャルメディア・スキル

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via flickr by Extra Ketchup 

先日のエントリ、「ソーシャルメディア担当が特別な意味を持たなくなる時:Social media editorを廃止するThe New York Times」が、思いのほか多くの反響を呼び、ソーシャルメディアの担当者、ということについては、多かれ少なかれ問題意識が生まれつつあるのかな、ということが感じられました。

特にその趣旨である「ソーシャルメディアは一人の人に属するものではありません。全員の仕事の一部であるべきですに共感された方が多かったようです。

さて、「それはそうだと思うけど何から始めようか」というのが次の疑問になると思いますが、書籍"THE NOW REVOLUTION"(日本語訳が出たら「なうの革命」という邦訳がつくのだろうか、、、)の共著者のブログに参考になるエントリがあったので抄訳にてご紹介。

分散させるべき5つの重要なソーシャルメディア・スキル
  
社員全員が好むと好まざるとにかかわらず、マーケティングに携わっています。
ソーシャルメディアは、「職」ではなく、「スキル」になる必要性が高まってきています。

1. ブランドの浸透と表現
かつては、マーケティングやPRが表向きの外観を作り上げていました。今は、全員に(ブランド)ガイドラインを共有し、彼ら自身のやり方でブランドを表現する必要があります。

2. 成功の測定
一部の社員がソーシャルメディアでのインパクトを計測するのではなく、全ての社員に測定方法が共有されるのがベストです。共有することで繋がりを感じ、結果への投資を感じ、自分の活動がどのように違いを生み出しているか理解できます。

3. 傾聴
自分の会社や部門、業界がどのようにソーシャルメディアでの会話に影響されているかを理解するのは普遍的な義務です。が、これもすぐに一部の人が負うだけでは済まなくなり、各部門ごとに合う目的で傾聴をおこなう必要があります。

4. 社内でのストーリー作り
機会をとらえて絶え間なくストーリーを語れるようになることは重要。1-2名の担当では、幅広くカバーすることは難しいので、受付から製造、ITまで全社員に寄稿を促すようにしましょう。そのためにはアイディアなどを共有する社内コミュニケーションのツールが必要です。

5. エンゲージメント
ソーシャルメディア担当が既存・見込み顧客とのほとんどのコミュニケーションを行うと思いますが、それが全てではありません。1-2人のソーシャルメディアのスペシャリストがオンラインのタッチポイントの全てを管理しているだけでは、時に(会話の)流れは急で広すぎます。他の社員から有志を募り、教育を施して参加させましょう。
 
ここで問題になるのは、やはり多くの社員が使用する時間とそれに対するリターンの正当化、だと思います。

ソーシャルメディアのROIについては(歴史のある)PRのROI同様、まだ確立されていません(Grouponのようなソーシャルコマースは別ですが)。

【ROI関連エントリ】

経営層が意欲的、という状況でもないとここまで全面的に実施する体制は作れないと思います。 とはいえ、コミッティを立ち上げる、コンテンツを社内から募る、傾聴の目的を各部門別に最適化する、などの小規模な拡大を通じて、間接的に関与する人を増やすことは可能だと思います
 
こうしたことはすでに実施しているところもあるでしょうし、そうでないところの場合、これもスタートスモール、ですかね。 

また、@gosuke さんが、「“ソーシャル メディア担当” の行く先」と題した連載をされているので、そちらも是非ご参考にしてみてください。

ソーシャルメディア担当が特別な意味を持たなくなる時:Social media editorを廃止するThe New York Times

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via flickr by kelvin255

The New York Timesではsocial media editor のポジションを廃止する方向にある、とのエントリがありました。

Timesにおいてそのポジションを務めていたのがJennifer Preston氏。social media editor とは何ぞや?というところですが、「Twitterはランチについてつぶやくためのものだろ」という発言もあるほどだった社員に対して、記事のプロモートや特ダネの速報だけではなく、コミュニティを作り、新しい読者を獲得する場として、いかにソーシャルメディアを活用していくかを伝え、定着させていくのが仕事のようです。

このポジションにPreston氏がついたのが2009年の5月26日なので、約1年半をもってTimesにとって最初でおそらく最後のsocial media editor の役割をおえようという段階にあることになります。

この動きはTimeの紙とデジタルをより深く統合させる動きの一環です。これはまた、ソーシャルメディアは共同で責任を持つべきものであり、すでにそうなっている、との認識によるものです。「ソーシャルメディアは一人の人に属するものではありません。全員の仕事の一部であるべきです。それは今の編集/制作プロセスに統合されなければならない。」とPreston氏。

面白いのが、Preston氏自身はソーシャルメディアで存在感のある、精通した人ではなかったという事実。だからこそ逆に、社内でソーシャルメディアに詳しい記者達のグループを作れたそうです。特に新聞のような紙メディアにおいては反発のようなものもあり、Preston氏のような人が、橋渡しとして必要だったのかもしれません。 

これとは趣旨の違うエントリですが、似たような視点を示しているものを先週読みました。それは次のように始まります。

ソーシャルの"専門家"や"第一人者"達は、企業がソーシャルマーケティングを導入する際に戦略と計画が必要、というがそれは違う。最初に必要なのは、カスタマーサポートの精神を社員に教育することです。企業が好むと好まざるとにかかわらず、どの部門も顧客と接する機会があります。それは経理から受付、CEOに至るまで。

記事全体で伝えているのは、顧客の声を聞くことや、普段の顧客との接し方の大切さなのですが、同時に筆者が受け取ったメッセージは、今はどの部門もソーシャルメディアを通じて顧客との接点がもてるようになった、ということでした。

日本でも多くの企業がTwitterにアカウントを持ち運用を行った2010年は、ソーシャルメディア活動をを実施した1年だったといえると思います。でもそれは多くの企業において、1部の部門、一握りの担当者が運営していたものだと思います。

Timesにおけるsocial media editor がその役目を終えようとしているように、多くの企業にとってソーシャルメディア担当、というポジションの意味合いが特別なものでなくなっていき、ソーシャルメディアに企業としてもっと広く、深く参加しはじめるのが2011年になるのではないしょうか。

ご参考:

ソーシャルメディア戦略のオーナーはマーケティングが良いのでは?という話

 
A marketing-led social media strategy meets the needs of the entire company while ensuring brand consistency, clarity, and protection.

全社員がTwitterアカウントを持つように!とトップダウンで社員のソーシャルメディア対応を推進した孫社長ではありませんが、社員がTwitterを行うことを会社として推奨している企業も増えていると思います。

ソーシャルメディアは、企業のマーケティングだけではなく、CS、HR、開発、様々な部門が関与することで、それぞれ得るものがあります。多くの社員が関わるからこそ、ガイドラインを発行し、会社としてのルールや考え方を浸透させる必要もあります。
 
ただ、一般的なルール、例えば「ソーシャルメディアに一個人として参加します」のようなものだけでいいとも思えません。

コミュニケーションされる文脈やメッセージは部門ごとにブレがあってはいけないし、効率的なリソースの使い方も考慮する必要があります。

では社内のだれが企業のソーシャルメディア戦略のオーナーとなるべきか?

それはマーケティンググループであるべきだ、というエントリがあったのでご紹介。

1. 得るものが最も多いのがマーケティングだから
ソーシャルメディアにおける企業ブランドの存在感を高めることで最も得るものが多いのはマーケティンググループです。マーケティングがその良い面に着目するのに対し、IT部門は企業のインフラやデータがセキュリティ上の脅威にさらされる負の側面を見ます。またソーシャルメディアを一過性のものとみるグループもいるでしょう。マーケティンググループは、ソーシャルメディア対応を推進するという熱意を維持し、ITやHR、CSなどと協力することで、それぞれの部門の異なるニーズを考慮することができるようになり、ソーシャルメディアを有効活用できるようになります。

2. 最もダメージを受けるのがマーケティングだから 
マーケティングが背負っているもの、それは「ブランド」です。ブランドとしてのソーシャルでの存在感が大きくなれば、マーケティングはそのケアをする必要があり、社内の様々な部門が顧客に体験を提供したり、顧客と交流する際に参照する、ポリシーや規制の作成に関与する必要があります。それによってソーシャルチャネル、ひいてはそこを超えたところでのブランドを形成することができます。

3. ブランド力の測定はマーケティングの仕事だから
ブランド価値の測定は従来マーケティングの仕事であり、ソーシャルメディアのコミュニティ上でのそれについても同じです。ソーシャルメディアで起こっている、コミュニケーションのデータや傾向の多くは報告、分析の対象であり、それを業務に還元できるようにするのはマーケティングの仕事です。

4. マーケティングは他のすべての部門が発するメッセージに責任を負うから
企業メッセージやそのスタイル、トーンを決めるのはマーケティング。他の部門はきめられたメッセージを使って、オーディエンスと会話し、包括的なメッセージを自分たち用にカスタマイズします。マーケティング主導のソーシャルメディア戦略 -- ガイドライン、ポリシー、コミュニケーション上のルールが備わった -- は、信頼性があり、効果的で、まとまりのある、企業全体に適用されるものとなります。

5. コミュニケーションのリードをとるのはマーケティングが最も経験豊富だから
マーケティングは、ブランドを代表する人のコミュニケーションを、承認された的確な方法で教育する経験を有しており、組織の様々なソーシャルメディアの目的を支援するために必要なトレーニングを行うことにたけています。また、マーケティングは企業の他部門が必要とする独自の活動を様々な点からサポートするのに適しています。マーケティング中心のアプローチをとることで、組織間のシナジーを生み、アウトプットの重複による価値の希薄化を避け、リソースの二次利用が可能になります。 

一部、マーケティングというよりも企業広報の役割かな、と思えるものも含まれていますが、確かにマーケティングが組織全体に対して横断的に影響力を持つことは様々なメリットを生むと思います。

あと、上に書かれていることを逆の言い方をすると、「ここで述べられていることはマーケティングならやるべきだよね」ということなのだと思います。

ご参考